かつて「神々の世界と繋がる空間」があった?記憶に残る絶景スポット天橋立傘松公園を訪ねて…
はらぺこライターの旅人間です。今回は京都府宮津市「天橋立」の絶景スポットとして知られる天橋立傘松公園へ。曇天の中、リフトにのって行って来た。
ここは日本人なら誰もが知る”日本三景”の一つ。「子供の頃に親と行ったなぁ」って方も多いのではないでしょうか。
何歳の頃だったのか?親と一緒に「股のぞき」をしたのを思い出す。変わらない景色を見て当時の記憶が懐かしく思えた。
最近はマニアックで、映えるスポットが人気だ。ネットの普及で情報が溢れる今、天橋立は有名過ぎて「ベタな観光地」と言った印象もある。しかし、子供の頃に見た風景、印象に残る景観、それは「心に残るもの」なのだと改めて感じた。
日本三景が楽しめる「天橋立傘松公園」へ
旅の楽しさは人それぞれ色々だ。私はその土地に古くから伝わる伝説や伝承に関心が強い。だから、そんな点にばかり目が行ってしまう。
天橋立のゆるきゃら「かさぼう」は天に架かっていた橋が倒れた時に誕生した妖精なんだとか。なるほど!日本に古くから伝わる昔話に子供達に興味が注がれるキッケカになりそうだ。
「天橋立傘松公園」からの景観は右上がりに勢いよく天に昇る龍を想像させることから「昇龍観」と呼ばれている。
また、この地に伝わる龍伝説では、最初は龍神に荒神だったそうだ。そして文殊菩薩が千年間ものあいだ龍神に説法をし改心して善神となったという。その龍神が一夜にして土を置いてできたのが天橋立だとも言われている。
その一方で、国生みの神であるイザナギが天に通おうとしてハシゴを造り立てたが、寝ていられる間に倒してしまって出来たのが天橋立だとも言われている。
そんな事を感じながら「股のぞき」を…。
子供の頃と違って、膝と腰がカチコチ。
あぁ~時の流れを感じる。オッサンになったんだなぁ~
撮った写真を上下を逆転させてみた。目を細めて5秒ほど見てると、確かに天空に架かる橋にも見える。ちょっと無理もあるかもしれないが…。
実際、この付近には、神の世界と繋がっていた空間があったとされる不思議な話が幾つか残されている。例えば「羽衣伝説」や「浦島太郎の伝説」などもその一つになるだろう。
この不思議な景観は神が本当につくったのかもしれない。そうじゃないかもしれない。その答えは分からない。
ただ、そんな話を子供にしてあげ一緒に股のぞきをすると、再び記憶に残るスポットとして残り続けるのではないだろうか。
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天橋立傘松公園
住所:京都府宮津市字大垣75
電話番号:0772-27-0032
営業時間:9:00-18:00(ケーブルカー)
※リフトは16:00が終発
※詳細は公式サイトにてご確認下さい
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