出身高校別・2000安打達成者ランキング。PL学園の1位は200本塁打と同じだが、2位には違う高校が
前回の「200本塁打以上の打者が多く出ている高校。最多は4人のPL学園、2番目に多いのは……」に続き、今回は2000安打以上の打者を輩出した高校のランキングだ。日本プロ野球では、1956年5月31日の川上哲治から昨年9月22日の福浦和也(千葉ロッテマリーンズ)まで、52人が2000安打を達成している。
やはりと言うべきか、こちらもPL学園高等学校が多い。立浪和義(2480本)ら6人を数え、2000安打以上の打者の11.5%を占める。
2番目に多い熊本県立熊本工業高等学校(現名称)の3人は、一度も移籍することなく、キャリアを通して1球団でプレーした。川上(2351本)は東京巨人軍/読売ジャイアンツ、前田智徳(2119本)は広島東洋カープ、荒木雅博(2045本)は中日ドラゴンズで、すべての安打を打った。2000安打以上の打者が複数いる高校では、習志野市立習志野高等学校もそうなるはずだ。2人のうち、谷沢健一(2062本)は中日一筋だった。今シーズンを最後に引退する福浦(2000本)も、千葉ロッテから移籍することはないだろう。
今後、PL学園高は2000安打以上の人数をさらに増やし、他の高校との差を広げるかもしれない。1500安打以上2000安打未満の現役選手8人のうち、福留孝介(阪神タイガース)と今江年晶(東北楽天ゴールデンイーグルス)は、PL学園高の出身だ。残る6人は、2000本目の安打を打つと、それぞれの出身校初の達成者となる。福留の場合、メジャーリーグ時代も含めた日米合算は、すでに2000安打を超えている。