黒星発進からワイルドカード・シリーズを勝ち上がったチームはあるのか。パドレスは3対0とリード中
10月1日、ポストシーズンが開幕した。ワイルドカード・シリーズのうち、アトランタ・ブレーブス対サンディエゴ・パドレス以外の1試合目は、すでに終わっている。
それぞれのスコアは、デトロイト・タイガース対ヒューストン・アストロズが3対1、カンザスシティ・ロイヤルズ対ボルティモア・オリオールズが1対0、ニューヨーク・メッツ対ミルウォーキー・ブルワーズは8対4。いずれも、アウェーのチームが勝利を収めた。
ブレーブス対パドレスは、これを書いている時点で、6回裏を終え、パドレスが3対0とリードしている。1回裏にフェルナンド・タティースJr.が2ラン本塁打を打ち、2回裏にカイル・ヒガシオカの犠牲フライで1点を追加した。
両チームの先発投手の事情については、こちらで書いた。
◆「投手三冠のセールは、ワイルドカード・シリーズのロースターに入らず」
このシリーズは、すべての試合がシード上位の本拠地で行われる。先に2勝を挙げたチームが勝者となり、次のディビジョン・シリーズに進む。2試合もしくは3試合の間に、オフの日はない。
これまでのワイルドカード・シリーズは、以下のとおり。
短縮シーズンの2020年は、1リーグ8チームがポストシーズンに進出し、どのチームもワイルドカード・シリーズからスタートした。8チームの内訳は、各地区の1位と2位に、それ以外の上位2チームだ。
ちなみに、2012~19年と2021年の行われたのは、ワイルドカード・シリーズではなく、勝ち上がるチームが1試合で決まるワイルドカード・ゲームだ。
2020年と2022~23年の計16シリーズ中13シリーズは、2連勝/2連敗で終わっている。昨年の4シリーズは、いずれもスウィープで勝者(と敗者)が決まった。
また、2022年のパドレスは○●○なので、黒星スタートから勝ち上がったチームは、2020年のオークランド・アスレティックスとパドレスしかない。
なお、タイガースとアストロズのうち、先に2勝を挙げたチームは、ディビジョン・シリーズでクリーブランド・ガーディアンズと対戦する。ロイヤルズあるいはオリオールズの相手はニューヨーク・ヤンキース、メッツあるいはブルワーズの相手はフィラデルフィア・フィリーズ、ブレーブスあるいはパドレスの相手はロサンゼルス・ドジャースだ。
【追記:10/2】
パドレスは、8回裏にヒガシオカのホームランで1点を加え、4対0でブレーブスを下した。