千賀滉大の白星デビューは日本人投手12人目。8奪三振は4番目の多さ
4月2日、千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)は、メジャーリーグ初登板で白星を挙げた。
立ち上がりは、よくなかった。2対0とリードして迎えた1回裏に、先頭打者からのシングル・ヒット、暴投、二塁打で1点を取られたのに続き、2人を歩かせ、無死満塁となった。だが、そこから2三振とライト・ライナーでイニングを終わらせると、その後は二塁を踏ませることなく、6回裏の先頭打者を三振に仕留めたところでマウンドを降りた。
メッツは、5回表に2点と7回表に1点を追加。3人のリリーバーは、いずれも得点を許さなかった。メッツは、5対1でマイアミ・マーリンズを下した。
先発投手としてメジャーデビューし、その登板で白星を挙げた日本人投手は、5年前の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に続き、千賀が12人目だ。なお、リリーバーとしてデビューし、黒星を喫した投手はいるが、白星を手にした投手はいない。
また、千賀の8奪三振は、日本人投手のデビュー登板では4番目に多い。石井一久と松坂大輔の10奪三振と伊良部秀輝に9奪三振に次ぎ、川上憲伸と田中将大(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)の2人と並ぶ。
デビュー登板だけでなく、2登板目も白星は、伊良部、石井、上原浩治、大谷の4人だ。石井は、最初の6登板で6勝を挙げた。7登板目は白星も黒星もつかず(チームは敗戦)、8登板目は7イニングを投げて1失点ながら、黒星を喫した。
千賀の2登板目は、4月8日になりそうだ。初登板はアウェー、今度はホーム。シティ・フィールドのマウンドに上がり、再び、マーリンズに対して投げる。
なお、千賀の前日にデビューした、藤浪晋太郎(オークランド・アスレティックス)については、こちらで書いた。