藤浪晋太郎の8失点は日本人投手のワースト記録!?
4月1日、初めてメジャーリーグのマウンドに上がった藤浪晋太郎(オークランド・アスレティックス)は、3イニング目に炎上した。先頭打者を四球で歩かせた後、シングル・ヒット、二塁打、シングル・ヒット、四球、シングル・ヒット、犠牲フライ、四球、シングル・ヒットで降板。後続の投手も打たれ、藤浪には8失点(自責点8)が記録された。長打は1本ながら、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のシングル・ヒットは、レフトのフェンスを直撃した。
もっとも、1登板8失点は、日本人メジャーリーガーの最多ではない。見落としがなければ、8人が計10登板で9失点以上を記録している。そのうちの6登板は、自責点も9以上だ。
二桁失点は3人。田中将大(当時ニューヨーク・ヤンキース/現・東北楽天ゴールデンイーグルス)が2019年7月25日に3.1イニングで12失点(自責点12)、有原航平(当時テキサス・レンジャーズ/現・福岡ソフトバンク・ホークス)が昨年9月10日に3.0イニングで11失点(自責点11)、ダルビッシュ有(当時レンジャーズ/現サンディエゴ・パドレス)は2017年7月26日に3.2イニングで10失点(自責点10)だ。
初登板で打ち込まれたとはいえ、まだ評価を下すのは早計だろう。藤浪は、最初の2イニングを完璧に抑えた。6人中、マイク・トラウトを含む4人から三振を奪い、大谷は一塁ゴロに討ち取った。
次の登板は、4月8日が予定されている。相手はタンパベイ・レイズ、球場はトロピカーナ・フィールドだ。