久保建英という“高性能な機械”とマジョルカの「5バック」の間に生じる齟齬。
ドラスティックな方向に、舵を切った。
マジョルカはシーズン終盤戦に監督交代を行っている。ルイス・ガルシア・プラサ前監督に代わり、ハビエル・アギーレ監督が就任。1部残留という目標達成に向け、変化を起こした。
監督が代われば、選手も代わる。これがフットボールのロジックだ。恩恵を受ける選手がいて、被害を被る選手がいる。マジョルカ久保建英の場合、それは後者だった。
ヘタフェ戦(0−1)、アトレティコ・マドリー戦(1−0)、エルチェ戦(0−3)とアギーレ監督が指揮を執ったゲームで、久保は全試合でスタメンから外れている。システムと戦術の変更が、久保にプラスに働いていないのは明らかだ。
(全2003文字)
■サイドアタッカーの久保
アギーレ監督は5バックを採用している。【5−3−2】の布陣で、久保を当て嵌めるポジションがない。
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