【大阪/野江】これが新店だと?謎めいた昭和レトロな喫茶店「喫茶ヲワカ」に行ってみた
はらぺこライターの旅人間です。今回は大阪市城東区で昭和レトロかと思いきや、まさかの新店だったという謎めいた喫茶店を紹介しましょう。
JR野江駅から南西に歩いて約5分、色褪せた山吹色のテント…。まさかココが新店とは誰も思うまい。そんな喫茶店だ。
新店と言っても2023年4月1日オープン、しかしどう見ても新鮮さが全く見られない。店主さん曰く「できるだけ低予算でオープンさせた」からだとか。
な、なるほど…。
この店の名は「喫茶ヲワカ」という。アーティスト「チリヌルヲワカ」から名付けたという。店主が大ファンなんだとか。
ちなみに、この話はラジオで紹介され、全国のチリヌルヲワカのファンが訪ねてやってくるようになったそう。オープンしてスグなのに、それはそれで凄い。
色褪せたテントに貼っている店名は、自分で切り抜いて作ったもの。逆にこの雑さがレトロ感を際立たせている。
全てが結果オーライな笑ってしまう不思議な店でもある。
さて、そんな喫茶店の名物は「チキンカレー」だ。
…と言っても、現在のところランチメニューは2つしかない。2分の1の確率で名物となっている点も面白いではないか。
店内はカウンターだけの小さなお店、店主との距離も近い。
見た目大人しそうな店主だが、話し出すと熱い。特にカレーの話になれば目がキランと光る。もともと出汁メーカーに勤めていた経歴があり、研究に研究を重ね、自分の満足するカレーにに行きついたという。
なるほど、それなら名物というのも納得できる。
注文して、待つこと数分…
目の前に出されたチキンカレーは、見た目はシンプル。チキンは柔らかく、辛さは控えめで口当たりの優しさが印象的でとっても食べやすい。出汁の旨みが全体を見事に調和している。
辛いのが好みの場合は、リクエストすると辛口に下げてくれるという。
将来的にカレーの看板を出しても良いのでは?そんな話をすると「カレーの世界は奥深いので、地道に頑張りたいと」店主はいう。
レトロな雰囲気の喫茶店で食べるこだわりカレー、この店の将来はどう変わってゆくのか興味津々だ。自分の夢を求めて独立し、好きなモノを徹底的に追及する店主、なんだか妙に応援したくなる。
謎めいた喫茶店は夢の塊。よし、次はオムライスを食べにいこう。
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喫茶ヲワカ
住所:大阪市城東区野江2丁目11-17
営業時間:8:00〜18:00(ラストオーダー17:30)
定休日:不定休
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