その便秘は「◯◯性便秘?」-便秘の種類別による"原因"や"予防法"とは?-分かりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「便秘の種類」と、それぞれの
症状・原因・予防法を解説していきます。
便秘(べんぴ)について
「便秘」というのは、
「本来、体外に排泄すべき糞便を"十分量"かつ
"快適"に排泄できない状態」のことをいいます。
便秘というと「何日もでなくて…」や、
「出ても量が少ない…」というイメージですが、
↓
「出てもスッキリしない…」「出すのに力まない
といけない…」という場合も"便秘"といえます。
便秘の分類
便秘は大きく4つのタイプに分けられます。
1,器質性便秘→腸や肛門などに何らかの病気
(大腸がん)があり、それによって起こる便秘.
2,機能性便秘→病気ではないけど、何らかの理由
により、大腸の働きに異常があって起こる便秘.
3,症候性便秘→糖尿病などの、何らかの
基礎疾患があり、それが原因で起こる便秘.
4,薬剤性便秘…薬の副作用によって起こる便秘.
一般的にいう便秘は【2】なので、
今回は"機能性便秘"を解説していきます。
機能性便秘ってなに?
機能性便秘は、
病気ではないけど、何らかの理由により、
大腸の働きに異常があって起こる便秘です。
↓
①弛緩性便秘・②痙攣性便秘
③直腸性便秘の3つがあります。
それぞれ分けて解説していきます。
①弛緩性(しかんせい)便秘
食べたものの栄養が小腸で吸収されると、
大腸に流れていき、水分が吸収されて、
便がつくられます。
しかし、大腸の運動が低下すると、
便が大腸内に長時間とどまります。
↓
これにより水分が過剰に吸収されて、
便が硬くなり起こるのが「弛緩性便秘」です。
①弛緩性便秘の特徴と予防
弛緩性便秘は、下のような特徴があります。
- 高齢者や痩せ型の女性に起こりやすい
- 腹痛はなく、便意も弱い
- 便は硬く、太いことが多いなど
予防としては、適度な運動をすることと、
不溶性食物繊維(豆類・穀類・きのこ・
ごぼうなど)をしっかり摂りましょう。
②痙攣性(けいれんせい)便秘
大腸を部位ごとに分けると、盲腸・上行結腸・
横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸となります.
そのなかで、特にS状結腸の緊張が亢進し、
直腸まで便をスムーズに運ぶことができず、
起こるのが「痙攣性便秘」です。
②痙攣性便秘の予防と特徴
痙攣性便秘は、下のような特徴があります。
- 始めは硬く、後半は下痢っぽい
- 突然の強い便意
- 排便後にスッキリしない(残便感あり)
- 腹痛があるなど
予防としては、ストレスを溜め過ぎないことと、
水溶性食物繊維(キャベツ・大根・海藻類など)をしっかり摂りましょう。
③直腸性(ちょくちょうせい)便秘
通常、直腸に便が溜まると、その情報が"脳"
に送られて「便意」を感じます(排便反射)
しかし、便意を繰り返し我慢するなどにより、
正常にシステムが働かないことで、
直腸に便が溜まるのが「直腸性便秘」です.
便意や腹痛の強い、弱いはさまざまで、
便意を我慢し過ぎないことが予防になります。
最後に
「便秘」は一般的にも広く使われる言葉で、
「たかが便秘…」と考えている方もいます。
↓
しかし、人が快適な日々を送るためには、
快食(食事)・快眠(睡眠)とともに
「快便」というのが、とても大切です。
なので、便秘によって日常生活に
支障をきたしている場合は、一度、
医療機関へ受診すると良いでしょう。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
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【おがちゃん先生について】
- ウィルワン整体スクール卒
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- bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
- 解剖生理学オンラインサロン運営
- 東京都麹町半蔵門にて整体活動中