それ「甲状腺ホルモンの異常」かも!-甲状腺ホルモンバランスが乱れると?-分かりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「甲状腺ホルモンの分泌に異常がある」
とどんな症状が現れるのか?解説していきます。
甲状腺ってどんな臓器?
甲状腺は、ノドぼとけの下辺りにあり、
蝶(ちょう)のような形をした臓器です。
「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
甲状腺ホルモンの作用は?
甲状腺ホルモンは、熱の産生・発育の促進・
代謝の亢進・血糖上昇などの作用があります。
体の"アクセル"のような役割のホルモンです。
甲状腺ホルモンの分泌異常とは?
甲状腺ホルモンの分泌異常は、
大きく2つに分けることができます。
①甲状腺ホルモンが過剰に分泌される
→「甲状腺機能亢進症」
②甲状腺ホルモンの分泌が低下する
→「甲状腺機能低下症」
それぞれ分けてみていきましょう。
①甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、何らかの原因により
甲状腺ホルモンが過剰に分泌された状態です。
原因となる代表的な疾患は「バセドウ病」です。
バセドウ病でみられる症状の
頻脈(脈が速くなる)、びまん性甲状腺腫
(甲状腺の腫れ)、眼球突出(眼病)は
"メルゼブルグ3徴"とよばれています。
その他にも発汗の増加・下痢・腹痛・イライラ
・無月経などの症状がみられることもあります。
症状に関しては、軽症から重症まで様々です。
②甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、何らかの原因により
甲状腺ホルモンの分泌が低下した状態です。
一般的な症状は、疲労・無気力・寒がり・
体重増加・便秘・汗の減少・乾燥肌ですが、
年齢や性別などによって異なることがあります。
甲状腺機能低下症の代表的な疾患である
「橋本病(慢性甲状腺炎)」は免疫の異常で
甲状腺の一部を攻撃してしまう疾患です。
↓
初期(潜在性)に症状はありませんが、
攻撃・破壊が続くことで、炎症が起こり、
"甲状腺(首)が大きく腫れてきます"。
その後、機能低下症の症状が、
現れない方もいますが、破壊が進むと、
甲状腺ホルモンが減少し、症状が現れます。
甲状腺は脳と関係している?
通常、甲状腺ホルモンは、
脳(視床下部や下垂体)から分泌される
ホルモンの刺激を受けて、分泌されます。
なので、脳(視床下部・下垂体)の異常でも、
甲状腺ホルモンの分泌が低下することがあります.
最後に
甲状腺ホルモンの異常による症状である
動悸・疲れやすい・発汗の異常などは、
更年期障害の症状でも現れることがあります。
また甲状腺の病気も"女性に多い"です。
なので"甲状腺の病気"と"更年期障害"の
鑑別のためにも、不安がある場合には、
医療機関への受診をおすすめします。
また、喫煙や精神的ストレスは、
甲状腺に悪影響を及ぼすので注意しましょう。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【おすすめ記事】
- ☆更年期障害ってどんな症状?(こちらから)
- ☆不整脈が起こるとどうなる?(こちらから)
- 胃が悪くなるとどうなる?(こちらから)
- すい臓が悪くなるとどうなる?(こちらから)
- 心臓が悪くなるとどうなる?(こちらから)
(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【おがちゃん先生について】
- ウィルワン整体スクール卒
- インスタグラムフォロワー1.4万人超
- YouTubeチャンネル
- bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
- 解剖生理学オンラインサロン運営
- 東京都麹町半蔵門にて整体活動中