それ「甲状腺ホルモンの異常」かも!-甲状腺ホルモンバランスが乱れると?-分かりやすく解説!
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ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「甲状腺ホルモンの分泌に異常がある」
とどんな症状が現れるのか?解説していきます。
甲状腺ってどんな臓器?
甲状腺は、ノドぼとけの下辺りにあり、
蝶(ちょう)のような形をした臓器です。
「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
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甲状腺ホルモンの作用は?
甲状腺ホルモンは、熱の産生・発育の促進・
代謝の亢進・血糖上昇などの作用があります。
体の"アクセル"のような役割のホルモンです。
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甲状腺ホルモンの分泌異常とは?
甲状腺ホルモンの分泌異常は、
大きく2つに分けることができます。
①甲状腺ホルモンが過剰に分泌される
→「甲状腺機能亢進症」
②甲状腺ホルモンの分泌が低下する
→「甲状腺機能低下症」
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それぞれ分けてみていきましょう。
①甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、何らかの原因により
甲状腺ホルモンが過剰に分泌された状態です。
原因となる代表的な疾患は「バセドウ病」です。
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バセドウ病でみられる症状の
頻脈(脈が速くなる)、びまん性甲状腺腫
(甲状腺の腫れ)、眼球突出(眼病)は
"メルゼブルグ3徴"とよばれています。
その他にも発汗の増加・下痢・腹痛・イライラ
・無月経などの症状がみられることもあります。
![メルゼブルグ3徴は必ずしも、3徴とも全てがみられるとは限りません.](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/ogachansensei/article/00307395/internal_1663208521989.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
症状に関しては、軽症から重症まで様々です。
②甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、何らかの原因により
甲状腺ホルモンの分泌が低下した状態です。
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一般的な症状は、疲労・無気力・寒がり・
体重増加・便秘・汗の減少・乾燥肌ですが、
年齢や性別などによって異なることがあります。
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甲状腺機能低下症の代表的な疾患である
「橋本病(慢性甲状腺炎)」は免疫の異常で
甲状腺の一部を攻撃してしまう疾患です。
↓
初期(潜在性)に症状はありませんが、
攻撃・破壊が続くことで、炎症が起こり、
"甲状腺(首)が大きく腫れてきます"。
![首の腫れが急に大きくなったり、痛みが現れる場合は悪化している可能性があるので注意です.](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/ogachansensei/article/00307395/internal_1663231490409.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
その後、機能低下症の症状が、
現れない方もいますが、破壊が進むと、
甲状腺ホルモンが減少し、症状が現れます。
甲状腺は脳と関係している?
通常、甲状腺ホルモンは、
脳(視床下部や下垂体)から分泌される
ホルモンの刺激を受けて、分泌されます。
なので、脳(視床下部・下垂体)の異常でも、
甲状腺ホルモンの分泌が低下することがあります.
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最後に
甲状腺ホルモンの異常による症状である
動悸・疲れやすい・発汗の異常などは、
更年期障害の症状でも現れることがあります。
また甲状腺の病気も"女性に多い"です。
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なので"甲状腺の病気"と"更年期障害"の
鑑別のためにも、不安がある場合には、
医療機関への受診をおすすめします。
また、喫煙や精神的ストレスは、
甲状腺に悪影響を及ぼすので注意しましょう。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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【参考文献】
1)赤水 尚史 ,山岡 博之ら(2012)「甲状腺疾患の診療ガイドラインUpdate」日本内科学会雑誌 第101巻 第 4 号
2)医学情報科学研究所(2014):「病気がみえるvol.3,糖尿病・代謝・内分泌」第3版,メデュックメディア
3)Current Diagnosis and Management of Graves’ Disease(April 2018)「Current Diagnosis and Management of Graves’ Disease」
4)Layal Chaker,Antonio C Bianco etc…(Sep 2017) 「Hypothyroidism」
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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
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【おがちゃん先生について】
- ウィルワン整体スクール卒
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- bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
- 解剖生理学オンラインサロン運営
- 東京都麹町半蔵門にて整体活動中