トッド・ブラックアダーは、ブレイブルーパスをどう勝たせたか。【ラグビーのサブスク】
今季のリーグワン1部では東芝ブレイブルーパス東京が14シーズンぶりに日本一となった。本稿では、就任5年目のトッド・ブラックアダーヘッドコーチへの単独取材の内容を紹介する(前編)。
取材日は4月9日。2日前には、昨季王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの第12節では苦しみながらも22―20で辛勝。11勝目を挙げていた。
以下、単独取材時の一問一答の一部(編集箇所あり)。
——取材日の思うに任せぬ試合で白星を掴めるようになった印象です。
「トレーニングの仕方に理由がある。タフに、スマートに、トレーニングする必要がある。また同じグループながら毎年、毎年、新しい学びを共有している。皆で一緒に経験をすることによって、苦しい展開にも耐えられるようになっています。
K9と呼ばれるノンメンバーが激しいプレッシャーをかけている。『こういう場合はどうする?』といった課題を解決するシナリオベースのトレーニングもしている。そして当日は、リーダーたちが落ち着いてやるべきタスクに取り組んでいる。それと、やはり運も必要です」
——「K9」の話題について。試合に出られない選手が本気で取り組むチームと、そうでないチームとの間にはどんな違いがあると感じますか。
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