Yahoo!ニュース

トッド・ブラックアダーは、ブレイブルーパスをどう勝たせたか。【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
モウンガを祝福するブラックアダー(左)(写真:つのだよしお/アフロ)

 今季のリーグワン1部では東芝ブレイブルーパス東京が14シーズンぶりに日本一となった。本稿では、就任5年目のトッド・ブラックアダーヘッドコーチへの単独取材の内容を紹介する(前編)。

 取材日は4月9日。2日前には、昨季王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの第12節では苦しみながらも22―20で辛勝。11勝目を挙げていた。

 以下、単独取材時の一問一答の一部(編集箇所あり)。

——取材日の思うに任せぬ試合で白星を掴めるようになった印象です。

「トレーニングの仕方に理由がある。タフに、スマートに、トレーニングする必要がある。また同じグループながら毎年、毎年、新しい学びを共有している。皆で一緒に経験をすることによって、苦しい展開にも耐えられるようになっています。

 K9と呼ばれるノンメンバーが激しいプレッシャーをかけている。『こういう場合はどうする?』といった課題を解決するシナリオベースのトレーニングもしている。そして当日は、リーダーたちが落ち着いてやるべきタスクに取り組んでいる。それと、やはり運も必要です」

——「K9」の話題について。試合に出られない選手が本気で取り組むチームと、そうでないチームとの間にはどんな違いがあると感じますか。

この記事は有料です。
すぐ人に話したくなるラグビー余話のバックナンバーをお申し込みください。

すぐ人に話したくなるラグビー余話のバックナンバー 2024年5月

税込550(記事2本)

※すでに購入済みの方はログインしてください。

購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

向風見也の最近の記事