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日本代表が苦しい時に考えていること。【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
(写真:ロイター/アフロ)

 ラグビー日本代表は、試練の時を過ごしている。

 今秋のキャンペーンでは10月26日、神奈川・日産スタジアムでワールドカップで3度の優勝を誇るニュージーランド代表に19—64で敗戦。その後の欧州遠征でも、現地時間11月9日に敵地スタッド・ド・フランスでフランス代表に12―52と完敗した。

 同16日には同国のシャンベリー・サヴォワ・スタジアムでウルグアイ代表に36—20と勝利も、イエローカードやレッドカードをもらうなど苦戦していた。

 いまのチームは戦力を大幅に若返らせ戦術を刷新。ウルグアイ代表戦に向けた準備期間にはトンガ代表と合同練習をするなど、負荷をかけた様子もうかがえる。

 しかし下川甲嗣は「テストマッチの間もハードな練習は続いていますが、チームには試合に向けた調整のプログラムを用意してもらっている。ホテルにはサウナもプールもあり、恵まれた環境は用意してもらえていた」と言い訳しない。

 思うような成功体験を積み上げられないと、自信を損なうのではないか。

 この仮説にも地に足をつけて応じたのは、フランス代表戦でウイングを務めた長田智希だ。

 昨秋のワールドカップフランス大会にも出た25歳。技巧と判断力に定評がある。ウルグアイ代表戦ではコンディションを鑑み欠場も、敵地トゥイッケナム・スタジアムで同24日にあるイングランド代表戦では出場を目指せそうだ。

 話をしたのはフランス代表戦の直後だ。オンラインで国内記者に応じた。

——まず、ニュージーランド代表戦時から改善された点は。

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ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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