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ブレイブルーパス優勝のトッド・ブラックアダー、就任当初からの歩み。【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
今季限りで引退する埼玉パナソニックワイルドナイツの堀江翔太と握手(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

 今季のリーグワン1部では東芝ブレイブルーパス東京が14シーズンぶりに日本一となった。本稿では、就任5年目のトッド・ブラックアダーヘッドコーチへの単独取材の内容を紹介する(後編)。

 取材日は4月9日。2日前には、昨季王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの第12節では苦しみながらも22―20で辛勝。11勝目を挙げていた。

 以下、単独取材時の一問一答の一部(編集箇所あり)。

——就任前のことを振り返ります。チームへ入る前、前ヘッドコーチの瀬川智広さん(現摂南大学監督)、高木貴裕チームディレクターとオンラインミーティングをされたことがあるようですが。

「チームの現状について、現実味を持って説明してくれました。この間、当時のことを振り返ったのですが、ただのコーチとしてだけではなく、私自身に来て欲しいという思いがあった。目的意識を感じました。自分の経験のすべてを持って、最高のラグビーの環境を作ろうと思いました。また、これまで築き上げた東芝に順応し、成長したいとも思いました」

——2015年以降、親会社の経営不振が大きく報じられていました。ご存じでしたか。

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ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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