【富田林市】中止になったてんこもりフェスが拡大！Park Day in Kongoとして28日に開催

奥河内地域文筆家（河内長野市・富田林市）

9/24(火) 6:01

今年の3月23日に金剛中央公園で行なわれる予定だった金剛てんこもりフェスは、とても残念なことに雨で中止となってしまいましたね。しかし、9月28日に名称をPark Day in Kongoに変えて、再度行われることが決まりました。

こちらが、今回のチラシです。Park Day in Kongoでは、てんこ盛りフェスをベースに、プラスアルファした内容が含まれています。それは「楽しみながら防災体験」と「バーベキュー社会実験」です。そして前回同様に、金剛銀座街での「金剛マルシェ」と同時開催とのこと。

金剛中央公園については、2010年代後半ごろから行なわれている「金剛地区再生」という課題があり、毎年のようにいろいろ議論されています。2024年の時点では、金剛中央公園・多機能複合施設等整備基本計画(外部リンク）が策定されています。

69ページの資料には、非常に細かい情報があります。例えば乗降者数の多い特急停車駅である南海金剛駅と金剛中央公園の間を南側にある寺池公園も含めて、生活便利機能や広場機能を強化し、回遊性のある街づくりをしようと考えられているようです。

特に金剛駅東側の富田林に入ったところでは、年末になると、金剛きらめきイルミネーションが行われています。とてもきれいなイルミネーションが金剛駅の東側から金剛中央公園入口まで続いています。

この計画は、今年2024（令和6)年から2029(令和11）年にかけて整備すると企画されています。そのようなことから、今回のPark Day in Kongoも、金剛中央公園の整備基本計画に基づいて考えられたものと推測できます。

中止となった前回の金剛てんこ盛りフェスに加えて、今回は「楽しみながら防災体験」が追加されました。南海トラフなどの大地震のリスクが常にあり、またこの時期は大型の台風が襲ってきてもおかしくないので、重要ですね。

防災のことを堅苦しく考えるのではなく、楽しめるというのはとても良いことですし、無意識に防災の意識が芽生えるのではないでしょうか。

また社会実験として、なんとバーベキュー体験が行われます。これは「金剛中央公園の自由な使いこなし」をテーマにした社会実験のひとつです。

BBQと言えば、山の中や海辺でおこなうものという印象がありますが、最近では大きな公園でも行われる事例が増えています。例えば錦織公園では昨年の春から手ぶらでBBQが楽しめます。

同じようなことを金剛中央公園でやったらどうなるのかという試み。残念ながらすでにBBQの募集は終了していますが、当日その様子を見ながら金剛中央公園の可能性を考えてみてはいかがでしょう。

さらに金剛てんこ盛りフェス内でも、事前予約制として竹を楽しむワークショップとして、流しそうめん体験ができるとのこと。公園のどのあたりで行われるのかとても気になります。

さてここまで書くと、「事前予約制のイベントばかりではないかと」思われるかもしれませんが、そんなことはありません。当日いきなり参加して楽しめる催しもあります。

まずはステージです。11時のイベントスタートから15時のイベント終了までさまざまなパフォーマンスが行われる予定です。和太鼓、吹奏楽、タブレット、漫才、フォークソング、ストリートダンスと、まさしくてんこ盛りですね。

まちづくりテーマパークということで、地域活動団体の活動体験やアートワークショップ、地元の美味しいグルメが楽しめるようなプログラムも用意されています。この中には毎月大人気の金剛マルシェも含まれています。

ちなみに金剛マルシェは、金剛中央公園の向かい、少し歩いたところにある金剛銀座街で開催です。

地域活動団体の活動体験は、金剛マルシェ以外に次の団体が出店しています。

なお、寺池公園等を活かしたまちづくりの会では、好評だった寺池公園プレーパークを、10月27日（日）の10:00〜15:00寺池公園里山エリアで開催されるとのこと。寺池公園は金剛中央公園から徒歩12分です。

当日はグルメの出店もあります。伏山台のステーキレストラン千一夜さんも出店します。他には以下のお店が出店します。

非常にいろんなことに挑戦しようとしているPark Day in Kongoの原点を考えると、「公園でこんなことができるなんて！Day」の発展形と考えられます。これは∞KON ROOM（インフィニットコンルーム）（外部リンク）さんが、1回目のワークショップからスタートして、2021年から2023年まで行われていたイベントでしたね。