Yahoo!ニュース

【富田林市】この春、錦織公園に待望の手ぶらBBQ場がオープン!美味しくてリッチな気分をさっそく体験

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

今年のお花見は、久しぶりに楽しい雰囲気に満ちていましたね。桜の花はそろそろ終わりになりそうですが、お花見も含め、アウトドアの定番といえばBBQではないでしょうか?

とはいえ、BBQはそもそもできるところが制限されていますし、あったとしても混雑している上に、BBQの道具を運ぶのも片づけるのも面倒。それを考えると、ゆったり楽しめない気がします。

そんな中、3月末に錦織公園内でオープンした、NISHIKOoRI YAICHAO! BBQ(外部ページ)は、ゆったり楽しめるグランピングのようなBBQとの情報をキャッチしました。というわけでさっそく予約して行ってきました。

錦織公園に向かいましょう。車で行くのが一般的ですが、公共交通派の私は金剛駅から寺池台を経由して向かいました。

画像は寺池台から寺池台ビオトープのある寺池台3号公園に入る道です。

ビオトープの前を過ぎると、金剛の住宅地にわずかに残っている里山の風景が広がっています。

歩いているとまた住宅地に戻りましたが、ここで右に道を曲がります。

錦織公園の寺池台口に到着しました。公園の手前、右手にはやんちゃの里に行くのに便利な民間駐車場があります。

公園に入ってみましょう。BBQ会場があるのは、公園内の山の家とのこと。

公園に入ったものの、錦織公園は広いので位置を確認しなければなりません。

画像の地図が横を向いているのは、わざとです。錦織公園にあった標識の地図は上が西方向でわかりにくかったので、あえて北方向を上にした一般的な地図の向きにしてみました。

大事なところを拡大しました。今回寺池台出入り口から入ったので、河内の里の表門から中に入り、北門から抜けると、BBQのある山の家に行けるのがわかります。

河内の里の表門の前に到着。公園の南側から来る場合も、最初にこの河内の里の入り口を目指すとわかりやすいですね。

ちょうど菜の花が黄色い花を咲かせています。奥にあるのは里の家です。

今回は河内の里を素通りして北門から外に出ます。

坂道を上った先に山の家があります。

登りきったところに看板を発見しました。

山の家の前に到着しました。

このように、オープンテントが並んでいます。

そのうちのひとつが、今回私が利用できる分です。BBQの担当者の方の話では、最大7つのテントが張れるので、1日7組限定でBBQが楽しめるというわけです。

私が利用した日は、私の他にあと1組しかいませんでしたので、準貸切のようなゆったりとしたタイミングで過ごせました。

仮に7組入ったとしても、ほかのBBQ会場と比べてゆったりしているので、リッチな時間が味わえる気がしました。

またBBQのイメージだと炭火を連想しますが、ガスで加熱するBBQコンロが用意されていました。火をつけるのに苦労したりしなくても良く、火加減調整もしやすいのがうれしいですね。

この辺りの操作は担当の方がすべて行ってくれるので、手ぶらで楽々とBBQが楽しめるわけですね。もちろん食べた後の掃除などもする必要はありません。コンロの横にはトングがついています。

やんちゃの里の売店と同じ業者さんです
やんちゃの里の売店と同じ業者さんです

ちなみに、BBQを担当する業者さんは丸善食品(株)(外部リンク)さんで、錦織公園とは、やんちゃの里の売店を以前から運営している関係でつながりがあったそうです。

ただBBQをはじめたばかりで、まだまだ試行錯誤をくりかえしているとそうで、担当の方によれば「利用料金やメニューなどは、これから変更になる可能性があります」とのことでした。

こちらに人数分のチェアーがついています。座り心地は非常によく、体が楽になった気がしました。

さてBBQは現在ネットでの予約を行っており、現時点ではカード清算のみ。手ぶらプラン1名当たりひとり1,000円と、食材持ち込みプラン10,000円(最大8名利用)のふたつから選べます。

手ぶらプランは、BBQセットをひとりあたり1品注文するのが条件。私は手ぶらプランを予約したので、あらかじめBBQセットを注文していました。

なお、手ぶらプラン、食材持ち込みプランに共通して、下記のものがセットで付いています。

・テント ・テーブル ・椅子(人数分) ・クーラー BOX
・BBQコンロ ・トング ・割りばし (人数分、追加は有料)
・取り皿(人数分、追加は有料) ・紙コップ(人数分、追加は有料)
・おしぼり (人数分、追加は有料) ・BBQソース ・ゴミ袋

このように、空のクーラーボックスが備え付けられていました。まだ4月に入ったばかりなので利用しませんでしたが、これから気温が上がってくると利用度が増してくるでしょう。

こちらがテーブルに備え付けられていたセットです。BBQのソースとはさみが置いてあります。それからごみ袋がついていました。

このほか紙皿と紙コップがあり、手ぶらプランを注文した人数分用意されていました。

少し物足りないという場合は持ち込んでもよさそうです。持ち込みプランはもちろんですが、手ぶらプランの場合でも、基本のBBQセットさえ注文すれば、ドリンクを含め何を持ち込んでも問題ありません。

こちらが、BBQのメニューです。今回はお試しということで、スタンダードと満腹の両方を注文しました。

オプションの一品料理やドリンクのメニュー表です。これはその場の現金支払いになります。

BBQエリアの向かい側、山の家の前に受付があります。ここで追加したいものが注文できます。

チュロス、マシュマロ、唐揚げ、ポテトなどBBQセットについていないものもあるので、肉や野菜以外のものと食べたくなった時にも利用できますね。

ただ、これは仕方のないことですが、山の家にはトイレがありません。公園内のトイレを利用することになります。

山の家から見ていちばん近いトイレは、河内の里北門近く、一の谷芝生広場で、徒歩3分くらいでした。

さて、予約していたBBQセットが登場しました。こちらはスタンダードBBQセット(4,000円)です。

お皿の中には、次のものが盛りつけられていました。

・牛カルビ ・牛上カルビ ・牛ハラミ ・鶏モモ ・豚バラ ・豚ロース ・ウィンナー ・焼きおにぎり ・野菜各種(この時は、かぼちゃ、たまねぎ、赤パプリカ、とうもろこし、サニーレタス)

そして満腹BBQセット(5,500円)です。やはり、見た目からしてこちらのほうが豪華ですね!

こちらは、次のものが入っていました。

・ステーキ ・牛カルビ ・牛上カルビ ・牛ハラミ ・鶏モモ ・豚バラ
・豚ロース ・ウィンナー ・焼きおにぎり ・野菜各種(スタンダードと同じ)

この骨付きステーキ肉のインパクトは絶大ですね。単品でもステーキ肉が1,500円で追加できるのと、他の肉(牛カルビ、牛上カルビ、牛ハラミ、ウインナー)も2人前から1,500円で追加できるそうです。

このようなセットがついています。ただ今回は事前にお願いして撮影用に特別にセットを分けてもらいましたが、実際には一緒に盛りつけられている可能性があります。

焼いていきましょう。

ちなみにステーキ肉のみ輸入肉使用ということですが、そのほかの肉は国産品を使っています。とにかく肉質がいいことは、見ただけでわかるほど、透明感のあるきれいな赤色をしていました。

肉を入れると、肉の中に入っている水分が鉄板の高熱に反応して即座に沸騰しますから、「じゅーっ」と激しく音が鳴り響きます。

これがBBQの醍醐味ですが、さらに開放的な青空の元、きれいに刈り取られた芝生の上、背後にある山の家の建物とその奥に広がる森の中でのBBQは、まさにグランピングを味わっているような気持ち。とても近くにある公園とは思えません。

肉はあっという間に焼けてきました。中心の鉄板部分の火力が強く、周りは少し弱めなので、焼けてきたら端に置いておくと焦げすぎることなく味わえます。

途中からステーキ肉を切っていきます。ステーキ肉を切るためのはさみもついているので安心です。

こうして焼きあがった肉を味わいます。一口食べて、肉自体の味が濃いなと感じました。特製のBBQソースは味噌だれですが、肉の味が濃いので、最初は少し薄味に感じました。

しかし、食べ進むうち、そのあっさりとした味わいで、飽きることなく最後までおいしく食べることができました。

味噌味のBBQソースをよく見てみると、いろんな素材が入っているのがわかりますね。

BBQを長時間していると、天気の良い日は日差しが強く、やがて暑くてたまらなくなりますね。その点このオープンテントがあるので、日が直接当たらなくて、かつ心地よい風が横から入ってきてとても気持ちよいです。

これを書くとキャンプやアウトドアに手慣れた人であれば「何を当たり前のことを」と思われるかもしれません。しかし、私のようなアウトドア初心者にとっては本当に助かりました。

ちなみに、プラス1,000円でUVテントに変えることもできるそうです。

特にこれからの季節はぐんぐん気温が上がってきます。日陰の存在は長時間滞在するのに重宝しますね。もしシートなどを持ち込めば、食事の後は少し昼寝もと、午後のひとときが味わえます。

隣のグループは3世代のお子さま連れだったので、敷地内にあるトランポリンで楽しく遊んでいました。BBQ敷地内にミニスポーツエリアがあり、このトランポリン以外に、バトミントンの道具レンタルがあり、バスケットが設置される予定だそうです。

大人は酒でも飲みながらまったりするのでしょうけれど、子どもはそうはいきません。子どもが楽しめる施設が目の前にあるのも良いですね。

またすぐ近くには水辺の里などの遊び場もあるので、食事の後、すぐに遊びにも行けます。

トランポリンについての注意書きがあります。BBQの後でトランポリンに興味があれば、この点に注意してくださいね。

ちなみに目の前にある山の家は何のためにあったのか調べると、錦織公園の「わんぱくクラブ」で利用していた施設だったようです。畑での収穫作業やパン作り、竹を使ったクラフトや火おこしなどをしていたそうです。

過去の情報を見ると2022年までは定期的に行われていたようですが、目の前でBBQがオープンしたので今年はどうなるのでしょうか?現時点では情報がなくわかりません。

錦織公園のBBQ「YaichaoBBQ」を紹介しました。上にも書きましたが3月末からスタートしたばかりの新しいBBQなので、いろいろ改良していくかもしれないとのことでした。(あくまで4月上旬時点の情報です)

それにして本当にゆったりとしていて、基本的には森の葉が揺れる音や鳥のさえずりが聞こえるだけの静かなところなので、これからBBQを近所でやりたいという人には良いのかなと思います。

そういえばBBQ会場に向かう途中で「公園内にBBQができるところがあれば」としゃべっている親子の声が聞こえました。新しいBBQはまだまだ知名度が低いようで、この記事をきっかけに広まればと思いました。

錦織公園山の家(NISHIKOoRI YAICHAO! BBQ)(外部リンク)
住所:大阪府富田林市錦織1560
営業時間:10:00~16:00(事前予約制)
定休日:月~金曜日(土日祝のみ営業)
アクセス:南海金剛駅から徒歩2~30分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

奥河内から情報発信の最近の記事