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【河内長野市】三日市町駅前に今も残る河内長野最後の銭湯「南海湯」跡。ぐるっと回ると煙突も健在!

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

私が河内長野に引っ越しをして間もなく4年、引っ越し直後は給湯器の設置前だったので、銭湯に行かなくてはならなかったのですが、市内で探すとスーパー銭湯の風の湯さんしかありません。風の湯さんはとても良い施設ですが、天然温泉が湧いているスーパー銭湯なので、日常使いには少し割高。ワンコイン以内で入れる普通の銭湯は、もう河内長野にはなかったのです。

ところで、河内長野最後の銭湯は三日市町駅そばにあったそうで、その名残が現存することはご存じでしょうか?場所は三日市町駅西出口のロータリーの前、ドライクリーニングの看板の左隣の建物です。

銭湯跡の前に来ました。閉鎖してずいぶん経つようですが、銭湯を紹介するサイト(外部リンク)に情報が残っていました。南海湯という名前だったそうで、河内長野に最後まで残っていた銭湯です。

銭湯営業時の紹介によれば、昔ながらの素朴な銭湯とのこと。手前に引くドア、木のロッカー、小さな脱衣場、素朴な広い浴槽がひとつあったそうです。さらに、カランにはシャワーが無く、奥にひとつだけあったとのこと。また、かなり熱かったそうです。

毎週火曜日と土曜日が定休日で、16時から21時まで営業していたそうです。入浴料が大人360円と日常使いに最適なリーズナブルな料金だったとのこと。

2022年3月末で閉鎖された富田林葛城温泉の煙突
2022年3月末で閉鎖された富田林葛城温泉の煙突

ところで銭湯と言えば煙突ですね。手前側からはかすかにそれらしきものが見えます。はっきり見たいと思ったので、建物の周りを一周してみました。

すると反対側にはしっかりとした煙突が残っていました。

かつては三日市町近辺に住む人が利用していたのでしょうね。

今度は三日市町駅のホーム横の線路横の道沿いを歩いてみましょう。銭湯は南海湯という名前でした。南海電鉄と直接は関係なさそうですが、南海電車の駅近くということを意識したのでしょうか?

途中、建物の隙間に煙突が見えました。

廃湯(廃業)していますのでもう利用できませんが、三日市町の歴史の一ページを飾っていたことは間違いないのでしょう。

南海湯跡

住所:大阪府河内長野市117-1

アクセス:南海三日市駅から徒歩2分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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