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【河内長野市】市のキャラクター、モックルの頭にしか見えなさすぎる。河内長野駅近くのくすのきを見て!

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

あれはモックルの頭!

河内長野駅の近くから高野街道方面に歩いた時に、はっと驚きました。画像の大木が見えたのです。

確かこの前の日曜日にキックスで行われたイベント「世界のごった煮フェス2024」のエンディングで多くの人が楽しく演奏している中、ひときわ目立つ緑色の頭(モックル)にあの木がそっくりです。

モックルは、11月29日まで実証ルート運行ということで、河内長野駅に出入りしているバスににも描かれています。モックルの緑の頭は「ブロッコリー」だと、自虐も含めてSNSなどで揶揄されることがありますが、本来は次のような意味(外部リンク)があります。以下引用します。

市の木「くすのき」と、市の資源である「緑」をモチーフにをモチーフに擬人化したもので、親しみのある生き生きとした表情で市民とのコミュニケーションをはかります。

そして、モックルの頭に見えたのは何かといえばくすのきです。長野神社や天野酒さん、イズミヤさんに行くときに必ず前を通る道ですが、このときに初めて気づいたのです。いつもは塀のところまでしか見ておらず、大木の上まで見たのは実は初めてでした。

市の木でもあるくすのきを遠くで見ると確かにブロッコリーにもみえますが、明らかにモックルの頭に似ていますね。

近づいてみました。単なるくすのきではありません。この木は市指定文化財です。

高野街道に面した蔵の前に説明があります。吉年邸のくすのきとして、1970(昭和45)年11月26日に市指定文化財「記念物 天然記念物」(外部リンク)に指定されました。ちょうど今から54年前に指定されたことになります。樹齢の記載はありませんが、指定された当時の樹高は20メートル、幹回り4.7メートルあるとのこと。

吉年邸は個人宅なので、中に入ることはできません。外からのみくすのきの大木を見ることができます。高野街道沿いに古くからある屋敷とあって、手前の蔵も時代を感じますね。

クスノキの大木を見るときは、幹の部分にも注目しましょう。幹が何本もに分かれているところもブロッコリーみたいですね、

拡大するとわかります。なんと、幹から苔がついていてさらに草のようなものが生えています。草を調べるとノキシノブ(軒忍)と呼ばれるシダ類のようで、古い大木によく生えるとのこと。

吉年邸の大木、歩きながらいろんな角度を撮影しましたが、それぞれ違った表情になるのが面白いですね。

吉年邸の隣に長野神社がありますが、長野神社にも大木があり、これもモックルの頭っぽいですね。モックルの頭が指定された木をモチーフにしていないので、違和感はありません。そしてモックルを通じて、クスノキとブロッコリーが似ているという事実も確認できました。

ただ長野神社の大木をモックルの頭に例えれば、2次元のイラストよりも3次元の着ぐるみのほうが近い気がしました。

さて、長野神社と言えばこの前、保護樹木に指定されているイチョウの大木が落雷に逢いました。ちょうど紅葉シーズンになったところで、あの大木がどうなったのか気になったので確認しました。

昨日の長野神社の保護樹木、イチョウの木です。残された部分は健在で今年も黄色く色づきました。

宮司さんが「以前も落雷にあったのに枯れずに生き残った木だから」と言っていたのを思い出しました。今年もイチョウの紅葉が見られて一安心です。

河内長野駅前の高野街道沿いには指定文化財の吉年邸や長野神社などモックルの頭を連想できるような大木が並んでいます。近くを歩く機会があれば、大木を眺めながら、どの木がモックルの頭に近いか探してみても面白いですね。

吉年邸のくすのき

住所:大阪府河内長野市長野町8-3

アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩3分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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