大谷が欠場する場合、大谷に代わるDHはフリーマンか。そうなると、フリーマンが守っていた一塁は…
10月26日、ロサンゼルス・ドジャースは、4対2でニューヨーク・ヤンキースに勝ち、ワールドシリーズを2勝0敗とした。
ただ、いいことばかりではない。大谷翔平は、7回裏に四球で出塁し、二盗を試みてアウトになった際に、左肩を痛めた。試合後のデーブ・ロバーツ監督のコメントによると、亜脱臼らしい。26日あるいは27日に検査を行うという。
ここまでに、ドジャースが行ってきたポストシーズンの13試合とも、「1番・DH」は大谷だった。試合途中の交代も皆無だ。ワールドシリーズの第2戦も、負傷後、試合が終わるまでに打順は回ってこなかったので、交代はしていない。
ここから、大谷が欠場する場合は、一塁手のフレディ・フリーマンがDHとして出場するだろう。ワールドシリーズでは、2試合とも一塁を守り、ホームランを1本ずつ打っているものの(「フリーマンはワールドシリーズ4試合連続ホームラン。3年前の第5戦から継続中。史上最長は…」)、右足首の状態は万全ではないはずだ。
9月26日に一塁へ駆け込んだ際、フリーマンは、一塁手のタッチを避けようとしてバランスを崩し、右足首を捻った。そこで交代し、レギュラーシーズン最後の3試合には出場せず。ポストシーズンでは、ディビジョン・シリーズの第4戦とリーグ・チャンピオンシップ・シリーズの第4戦と第6戦に欠場している。
その3試合は、いずれも、三塁手のマックス・マンシーが一塁を守った。三塁手として出場したのは、ユーティリティのキーケー・ヘルナンデスだ。
大谷が欠場し、フリーマンがDHなら、同じように、内野の両コーナーは、一塁がマンシー、三塁はキーケーの可能性が高そうだ。
キーケーは、ディビジョン・シリーズの第4戦からワールドシリーズの第2戦まで、10試合続けてスターティング・ラインナップに名を連ねている。ポジションの内訳は、センターが4試合、三塁と二塁が3試合ずつだ。
三塁がキーケー、遊撃はトミー・エドマンであれば、センターは、アンディ・パヘズかクリス・テイラーが守る。あるいは、三塁がキーケー、遊撃がミゲル・ロハス、センターはエドマン、ということも考えられる。
また、大谷が欠場する際は、ムーキー・ベッツの打順が2番から1番になると思われる。今シーズン、ベッツが6月16日に死球を受け、左手首を骨折するまでは、ほぼすべての試合で、ベッツが1番、大谷は2番という順序だった。