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フリーマンはワールドシリーズ4試合連続ホームラン。3年前の第5戦から継続中。史上最長は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
フレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)Oct 26, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 10月26日、フレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)は、ワールドシリーズ第2戦の3回裏にホームランを打った。

 テオスカー・ヘルナンデスに続く、2者連続ホームランだ。また、フリーマンは、前日の第1戦も、10回裏にサヨナラ・グランドスラムを記録している。

 テオとフリーマンの直後の打者、トミー・エドマンは二塁打だったので、3者連続ホームランとはならなかったが、後者のストリークは2試合ではない。

 フリーマンのワールドシリーズ出場は、アトランタ・ブレーブス時代の2021年に続き、今年が2度目だ。3年前は、第5戦と第6戦にホームランを打った。ブレーブスは、4勝2敗でヒューストン・アストロズを下し、優勝を飾った。

 2021年の第5戦と第6戦、今年の第1戦と第2戦を合わせ、ワールドシリーズ4試合連続ホームランを継続中、ということになる。

 MLBスタッツによると、このストリークは史上2番目の長さ。ジョージ・スプリンガー(現トロント・ブルージェイズ)の5試合連続ホームランに次ぎ、ルー・ゲーリッグレジー・ジャクソンに並んでいるという。

 スプリンガーの5試合は、2017年の第4~7戦と2019年の第1戦。当時は、アストロズでプレーしていた。ゲーリッグは、1928年の第2~4戦と1932年の第1戦。レジーは、1977年の第4~6戦と1978年の第1戦だ。

 レジーの場合、1977年の第6戦は、3打席連続ホームランだ。第5戦の最後の打席にホームランを打ち、第6戦の4打席は、四球、ホームラン、ホームラン、ホームランなので、4打数連続ホームランでもある。

 今年の第2戦は、これを書いている時点で、6回裏が終わったところだ。ドジャースは、4対1とリードしている。このままいくと、シリーズは2勝0敗。少し気が早いものの、現時点におけるワールドシリーズMVPの筆頭候補は、フリーマンだろう。

 第1戦のサヨナラ本塁打については、こちらで書いた。

「ワールドシリーズのサヨナラ本塁打はフリーマンが18人目。過去の17人はその年に優勝もしているのか」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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