「胃がなくなる」とどうなる?-"胃"の構造と働きを分かりやすく解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「胃の構造と働き」、そして「胃がなくなるとどうなるのか?」を解説していきます。
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胃ってどんな臓器?
胃は、食道と十二指腸(小腸)をつなぐ「消化器系」の1つです。
だいたい、みぞおち辺りの中央に位置します。
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胃の働き
胃の最大の働きは「食べたものを一時的に蓄えて、徐々に十二指腸に送ること」です。
その他には、タンパク質の消化・胃酸よる殺菌・(内因子放出による)ビタミンB12の吸収促進などの働きをしています。
ちなみに、液体は比較的早く、10分ほどで胃から十二指腸に送られます。
しかし、固形物は3〜6時間ほど要し、特に脂肪は時間がかかります。
だからこそ、脂肪の多い食事を摂り過ぎると「胃もたれ」が起こります。
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胃がなくなるとどうなる?
"胃がなくても生きていくことはできます"
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しかし、胃がなくなる(全摘する)と、食後に食べたものが急激に小腸に送り込まれ、様々な症状が現れることがあります。
このようにして起こる症状を「ダンピング症候群」といいます。
もう少し詳しくみていきましょう。
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ダンピング症候群について
ダンピング症候群には…
→食後 "約5〜30分後" に起こる「早期ダンピング症候群」と、
→食後 "約2〜3時間後" に起こる「後期ダンピング症候群」があります。
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●早期ダンピング症候群は、あまり消化をされていない濃度の高い食物が、一気に小腸に流れ込むことで起こります。
具体的な症状として、全身の倦怠感・冷汗・動悸・下痢・嘔吐・腹痛などがあります。
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●後期ダンピング症候群は、糖分の吸収が急速に行われて、その後、インスリンが過剰に分泌されることで起こります。
インスリンが過剰に分泌されて、低血糖の症状(めまい・脱力感・冷汗・動悸・空腹感など)が現れます。
「インスリン」…血糖値を下げるホルモン
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最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
このように「胃は大切な臓器」だけど「無くても生きてはいける臓器」という特徴があるんですね。
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おがちゃん先生について
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● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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