精神鑑定とマインドコントロール:神戸6歳男児殺人遺体遺棄事件、母親ら4容疑者を精神鑑定
■神戸6歳男児遺棄事件
6歳児の遺体が遺棄された事件である。母親らきょうだい4人によって遺体が入っていると思われるスーツケースを運ぶ姿が、防犯カメラに映っていて公開されている。その様子は、楽しそうに歩いているようにさえ見える。
報道によれば、6歳児の母親の弟がやってきてから、家族が変わったという。この弟が家族の心を支配したのではないかとも報道されている。
昨日の報道によれば、検察は、殺人容疑で再逮捕された母親らきょうだい4人について、責任能力を調べるために精神鑑定を実施する方針だという。
■精神鑑定と責任能力
精神鑑定は、通常は精神科医などが担当し、診断名がつけられることが多い。刑法の大前提は、「責任のないものは罰しない」なので、鑑定書に基づき、精神疾患により心身喪失だと裁判官が判断すれば、無罪である。心神耗弱(こうじゃく)だと減刑だ。
本来は、精神鑑定では責任能力まで言及しなくても良いとされているが、実際は責任能力の有無まで求められることが多いようだ。
■精神鑑定の難しさ
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