【日野市】「美味しい!」は笑顔とセット。でもそれだけじゃない。Cafe Hanaに人が集まる魅力とは
こんにちは♪ 東京都の"ど"真ん中で日野愛を叫ぶ、地域ライターのひのさんぽです(^^)
皆さん、野菜はお好きですか? 金沢の米農家に生まれ、自家製のお米と野菜で随分大きく育った私は、食卓をカラフルに彩ってくれる野菜達が大好きです。
最近は美味しく華やかな野菜も多く、体のことも考え積極的に野菜たっぷりの食事を好む人も多いのではないでしょうか。とはいえ、子ども達の中には「この野菜が苦手」「味がキライ」という子もいるはず。
今回は、【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズの第6弾。2019年5月20日にオープンし、今月5周年を迎えた三沢のCafe Hanaの魅力をたっぷりお届けしたいと思います。知られざる(?)ちょっとオトクな情報もあるので、ぜひ最後までおつき合いくださいね♪
Cafe Hanaは、「野菜嫌いな子どもも、ここの料理なら美味しいと言って、笑顔でもりもり食べてくれる!」と、日野産の新鮮野菜を使った料理に定評のあるカフェレストランです。
「美味しい!」はいつも笑顔とセット。でも「美味しい!」だけじゃ終わらないのが、Cafe Hana。その愛され続ける理由を探ってみました!
Cafe Hanaの「場所と空間」を探る
Cafe Hanaは、拡幅工事を行っている川崎街道沿いにあります。ワンちゃんと一緒に食事ができるテラス席や、小さなお子さま連れに嬉しい小上がりの席、おもちゃのあるキッズスペースもあり、幅広い世代の方が訪れやすいお店。
店名には、「花(Hana)」のように訪れる方を和ませる、そんな存在でありたいという願いが込められているそう。その想いを体現したように、店内に心地よい風が吹く、開放的でほっとできる空間です。
親しみやすく、話しやすい人柄もCafe Hanaの魅力。お店の方とのおしゃべりが弾む、距離の近いカウンターに座れば、まるでお友達の家に遊びに来たかのような温かい雰囲気で食事と会話を楽しむことができます。
Cafeという名前がついていますが、ランチやディナーにしっかりと食事ができるカフェレストラン。ディナーのコースやお祝いのケーキプレートなども事前に相談すれば予算や目的に合わせてアレンジしてくれますよ。私も限定のクリスマスディナーコースを家族で堪能したことがあります♪
Cafe Hanaの「美味しい!」を探る
実は、奥さまのご実家は日野市内でも有数の農園。トマトをはじめ、様々な季節の野菜を育てており、それらの野菜は学校給食にも使われているんだとか。
「自身が育ってきた町で、家族が作った野菜を、家族が料理し、美味しいと言って食べてくれるお客さんがいる。みんなが喜んでくれるような場所になってきた。」と、この5年を振り返り、嬉しそうにお話しされていました。
人気のランチセット(1450円〜)のメインは、カレーとハラミステーキからチョイス。野菜たっぷりの前菜付きです。(ドリンクは別)
この日の前菜は、サラダに、焦がしバターのアンチョビポテトサラダ、ミネストローネ。前菜はその日によって変わるので、ぜひお楽しみに♪
野菜の多くは、奥さまのご実家でもある日野市内の農園で採れたもの。川辺堀之内でトマト栽培を中心に様々な野菜を作る「伊藤農園」では、奥さまのお兄さんとお父さんがこだわりの美味しいトマトをはじめ、栄養満点の旬の野菜を育てています。
そんなすぐ近くの農園で丁寧に作られた旬の野菜を、毎朝採れたての超新鮮な状態で使っているというCafe Hana。まさに産直、いや畑直レストランですよね。
「ひのトマトフェス2024」では、お兄さんがトマト農家として出店し、Cafe Hanaはその完熟トマトを使ったカレーを販売していたんですよ。
この日の前菜に使われていた、スナップエンドウにじゃがいも、トマト、玉ねぎは伊藤農園で育った野菜達。ここにシェフオリジナルの手作りドレッシングがかかり、とっても美味しい!
2種類あるというCafe Hanaのドレッシングも絶品。この日はりんごと生姜、シナモンが入っているという大人向けのドレッシングでした。もう一つの人参ドレッシングも人気で、ドレッシングが欲しいというお客さんの声にお答えして、販売していたこともあったそう。「家でも食べたい!」と思ったら購入できないか、相談してみてくださいね♪
完熟トマトを贅沢に使ったカレーには水は一切加えていないそう。レストラン経験の長いシェフであるご主人に伺うと、「通常のレストランだったら、提供価格を考えると、こんなに贅沢なトマトの使い方はできない。」とのこと。ご実家がトマト農園だからこそできることだと言います。
濃い目の味付けのカレーにはご飯もた〜っぷり。完熟トマトを始め、野菜の旨味が濃縮されたスパイシーなカレーには、スプーンで簡単にほろりと崩れる柔らかなチキンもトッピングされ、これからの暑い夏にもぴったりです。
この日は車だったので「ビール!」と言いたいところをぐっと抑えてペリエをオーダー。Cafe Hanaのがっつりカレーにスッキリ爽やかなペリエが良く合います。
野菜も手作り、料理も手作り。流石にケーキは購入しているのかな? と思ったら「もちろんケーキも焼きますよ!」と、なんでも手作りがCafe Hanaスタイル。オススメだというN.Yチーズケーキを食後にオーダーしました。
満腹でもデザートは別腹です。
滑らかでしっとり、甘さも控えめな極上スイーツ。表面をキャラメリゼしているので、パリッという食感とほろ苦さが合わさり、思わず幸せ顔になる味。ケーキを食べに来たという常連さんも「うま〜い!」と感嘆の声。
そんな私達の美味しい驚きの声に、シェフもニコニコ顔。「今日のケーキは、特にうまく焼けたと思う。」と、飾らない人柄にもほっこりします。
Cafe Hanaの「お得!」を探る
実は、こちらのCafe HanaのN.Yチーズケーキは日野市が独自で発行してるグルメ情報誌ひのうまいもん大図鑑の逸品。冊子には載っていない逸品も、WEB版限定で公開されているものがあるんです。
Cafe Hanaのひのうまいもん大図鑑のクーポンを使えば、【アイスクリームがプレゼント♪】ぜひ、手作りのN.Yチーズケーキに添えて、お楽しみ下さい(^^)
Cafe Hanaが「好き!」。人が集う理由を探る
この日、お店の方に取材をしながら、訪れたお客さんにもお話をお聞きしました。
「今日は天気も良くて、たくさんウォーキングしたからビールでも飲もうかな。」とやってきたのはご近所にお住まいの方。「このお店の裏手に住んでるんだけど、いっつもいいニオイがするんだよね〜。ガーリックとかさ。そしたらほら、食べたくなるでしょ?」とのこと。
「この人柄だからね。みんなしゃべりたくて来てるんじゃない?」と、お昼ご飯はもう食べたのに、ビールを飲みにきたのは二人に会いたかったから? 「こないだ前を通ったらお休みしてたけど、体調でも崩してたの? 大丈夫?」と二人を気遣う様子からも、愛されているお店だということを感じました。
そして、同じように、5周年を振り返ったCafe Hanaのブログにもお客様への「好き」の気持ちを感じることができます。
下のお子さんが生まれたばかりの頃にスタートしたというお店も5年目。その娘さんも小学生になったそう。お子さん達が使っていたものだというおもちゃは、時をつむぎ、今も店内のキッズスペースに。
小さな赤ちゃんを抱えながらのお店のオープン準備。内装が思うように進まなかったり、トラブル続きで、なんとかオープンまでこぎつけたのは、地元のレストランで長年シェフとして腕を磨いてきたご主人の「自分たちのお店を持ちたい」という、強い夢でもあったから。
しかし、オープンして1年も経たないうちに、新型コロナの影響で店内での飲食ができなくなるという厳しい環境にさらされることに。「近所の方や、常連さん、昔からの友人達に支えてもらい、テイクアウトを中心になんとか続けることができた。」と当時を振り返り、感謝の言葉を口にされていました。
続いて、お仕事の合間にお茶にきたという方と、一緒にチーズケーキを絶賛しながら、ひのトーク。その話を聞きながら「へー、あそこにそんなラーメン屋さんがあるんだ〜。今度行ってみよう。」と、実はらーめん好きだというシェフがチェック。
「ここにこんなお店ができたよ。とか、美味しそうだからお土産に買ってきたよ。とか、お客さんが町の情報を教えてくれるんです。」と、みんなが色んな話をしたくてやってくる姿も容易に想像がつきます。
昨年の夏には、向かいのパン屋さん「フクロウベーカリー」さんをはじめ、地元の事業者さんと一緒に店内とテラスを使い小さな夏祭りを初開催したそう。「浴衣を着てきてくれた子どももいて、本当に可愛らしかった。」と目を細めながらお話ししてくれました。
他にも、セルフマッサージやママのためのマネーセミナーといったイベントも人気で定期的に開催しているんだとか。食を提供するという域を超え、アットホームで暮らしにも役立つものが集う場所にもなっているんですね。
5年の節目を迎え、今後の展望を伺うと、新メニューの開発や、新形態へのチャレンジ、新たなイベントへの出店、他の事業者とのコラボなど様々な挑戦をしていきたいと、Cafe Hanaの未来を意欲的にお話ししてくれました。
「あんな事もやってみたい。」「こんなメニューも考えている。」とたくさんのやりたいことや、夢を口にするご主人。そのお隣で、「さすがにそれはまだ無理でしょう。」と、やや現実的な目線でアドバイスする奥さま。お二人の絶妙な掛け合いも楽しい!
ご主人の夢が現実になる未来、これからのCafe Hanaに期待したいですね♪
Cafe Hana
東京都日野市三沢1-19-7 ケルセン1階
TEL:042-599-5039
【営業日時】火・水・金・土AM11:00~PM8:00/木・日AM11:00〜16:00
【定休日】月(貸し切りなどは応相談)
ひのさんぽの【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズ