【日野市】老舗喫茶「ベアトリーチェ」。─ 多摩平の地で、44年の歴史と温もりが息づく憩いの場
こんにちは♪ 東京都のど真ん中で日野愛を叫ぶ、地域ライターのひのさんぽです(^^)
先日、とある地域ライターさんから「地域店の周年祭特集を書いてはどう?」という素敵なアドバイスを頂きました。
「ナ〜イス・アイディア!」と、いうことで、日野市でも毎月1本、「その月に創業したお店を改めて紹介&日野市のみなさんと一緒にお祝いしたいね!企画」を勝手に始めることにしました。
名付けて【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズ!
そして、記念すべき第1回目は、2024年1月8日に<44周年>を迎えた多摩平の老舗喫茶「ベアトリーチェ」です!
祝☆44周年。ベアトリーチェってどんなお店?
「ベアトリーチェ」は、JR中央線 豊田駅北口から徒歩6分のところにあるレトロな喫茶店。
まず、ベアトリーチェといえば「ネコ」! お店の外観に描かれたネコのシルエットとコーヒーカップも楽しげだと思いませんか? 運が良ければ、本物の可愛い看板猫ちゃんの「ケビン」と「レイチェル」に会えるかもしれません。
レトロな雰囲気が漂う、高級感ある店内に置かれているものは、メンテナンスをしながら、大切に大切に使われ続けているアンティーク調の調度品たち。
44年という歴史が醸し出す風格を感じます。
今、これだけのものを揃えようとしたら一体いくらくらいするんでしょうか。恐ろしいですよね。
こちらが店主のりえさん。「50周年まで頑張ります!」と、笑顔で話してくれました。ベアトリーチェはりえさんのお母さんの代から始まった喫茶店なんです。
りえさんやスタッフの気さくな人柄もベアトリーチェの魅力の一つ。顔なじみの方も初めましての方も、親しみやすい雰囲気で迎えてくれるんです。
このカウンター席は、りえさんとの談笑を楽しむ常連さんに人気の席。3席しかないので空いていたらラッキー!
りえさんに店名の由来を聞いてみたら、「ベアトリーチェ」とは、イタリアの詩人ダンテが愛し、永遠の理想の女性として語り継がれている聖女のことだそう。
ベアトリーチェの店主が「ベアトリーチェさんってね〜」と、さん付けで説明している様子はちょっと可笑しい(笑)。
ベアトリーチェのメニューは?
「珈琲ギャラリー」とつくくらいなので、まずはコーヒーからご紹介。ベアトリーチェのコーヒーは、ブレンドだけではなく、ストレートコーヒーの種類が多いことも特徴です。
豆をその場で挽き、一杯ずつ丁寧に淹れてくれるので豊かな香りが広がります。
カウンターの奥には様々なコーヒーカップが並んでいます。「今日はどのコーヒーカップかな?」と、出てくるカップを楽しみにしているお客さんもいるんだとか。
もちろん「あのカップで!」というリクエストもOK。
カフェオレやコーヒーフロートなど、コーヒーを使ったアレンジメニューも豊富です。
紅茶もあります。ドリンクの種類が豊富で迷ってしまいますね。
ドリンクだけではなく、カレーやホットサンド、ピラフにビーフシチュー、トーストと言ったフードメニューもあります。
(喫茶店ですが、ビールやワインといったアルコールがあるのも嬉しい。)←独り言です。
たっぷりのチーズがとろ〜り。丁寧に焼き上げられるパンと具材が絶妙なハーモニーのホットサンドは、懐かしくてホッとする美味しさです♪
ベアトリーチェのホットサンドにはパンの耳もついているのが特徴で、このサクサクの耳は、クセになること間違いなし!
「壊れちゃったらもう作れない」と、創業当時から使っている業務用のホットサンドメーカーで一つずつ焼き上げてくれる絶品ホットサンドなんです。
フードメニューはサラダ付き。さらに、ランチタイム(10時〜15時)はドリンクとセットなら100円引きです。
不定期で開催されるライブもお客さんを惹きつけます。公式ホームページやFacebookでチェックしてみてくださいね♪
コーヒーを飲んでいたら、偶然お隣に日野市にお住まいの津軽三味線の演奏家、三好のぶちかさんが! 三好さんは、毎年秋頃にベアトリーチェでライブをしているそうです。
44年という歳月を経て、たくさんの方に愛され続けているベアトリーチェ。どこか懐かしさを感じさせる、居心地の良い空間が訪れる人々を魅了しているのでしょうか。
ベアトリーチェ
住所:東京都日野市多摩平1丁目6−4
電話:042-581-1725
営業時間:10時〜20時
定休日:日曜・月曜