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【日野市】これぞ日野の酒場! ちょっとミステリアスな大人の隠れ家酒場「オステリア リノ」が13周年☆

ひのさんぽ地域ニュースサイト号外NETライター(日野市)
本日のパスタには旬の素材がた〜っぷり♪

こんにちは♪ 東京都の"ど"真ん中で日野愛を叫ぶ、地域ライターのひのさんぽです(^^)

2024年1月からスタートした、日野市のみなさんと一緒に、日野市で頑張る事業者をお祝いする【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズ。少しずつ市民権を得てきた(と、思っている。)本シリーズも第4弾です!

今回は、気にはなるけど、ほんのりミステリアスで入りにくい。だけど、一度は行ってみたい「Osteria LINO(オステリア リノ)」を取材。13周年を迎えた2024年4月にお邪魔しましたよ(^^)

祝☆13周年。ちょっとミステリアスなOsteria LINO(オステリア リノ)

オステリア リノの外観
オステリア リノの外観

ミステリアスで、一見さんにはちょっと入りにくい理由の一つはこちらの外観。おしゃれそうな雰囲気を醸し出しているのですが、外からはお店の中が見えず、お店へ行くには、脇にある階段を昇らねばならないので、ちょっぴり勇気が必要です。

公式のInstagramには美味しそうな料理の写真が多数投稿されているのですが、お店の雰囲気はあまりわからないのです。「ドレスコードとかある?!」

そう。行ったことのない、おしゃれそうなお店は、最初はみんなどきどきするんです。

階段の先にある入口のドアは明るくかわいい!
階段の先にある入口のドアは明るくかわいい!

日野駅から徒歩1分という、好立地。行ったことのあるという友人に聞くと、皆口を揃えて「いいお店だよ!」という、口コミ評価も高い大人の隠れ家酒場「Osteria LINO(オステリア リノ)」。

「お店へ行ったことがない。」という、私と同じ一見さんにも、「知ってる! 知ってる!」という方にも、「オステリア リノ」の魅力をたっぷりとご紹介しますよ。最後までお付き合いくださいね!

Osteria LINO(オステリア リノ)の店内ってどんな感じ?

店内の様子を撮影したく、お店がオープンする17時前にお店へ。

7席あるカウンターの後ろには洋酒のボトルがずらり。テーブルの幅も広く、ゆっくり食事とお酒を楽しめそうです。

4人がけのテーブル席も3つ。一人でもグループでも利用しやすい配置になっています。

ちなみに、こちらの写真は17時前のまだ明るい日差しが差し込む時間に撮影したものですが、徐々に夜の雰囲気に溶け込み、おしゃれで大人っぽい空間に変化していく様も素敵でしたよ。(※夜はお客さんが絶えず、店内の写真は残念ながらなし。)

キッチンスペース上の黒板をチェック。ワンコインメニューやデザートが500円からという、想像よりリーズナブルな価格設定にまずは一安心。

続いて、オススメメニューも。本日のパスタにオススメの一品料理には、春キャベツや春豆、ほたるいかなど季節を感じさせる食材をつかったメニューが並んでいます。ワインにも合いそうなものもたくさん。う〜ん、どれも美味しそうです♪

ワタクシ、お酒が大好きなので、アルコールメニューのチェックは必須です。ワインに、ウイスキー、スピリッツ、ボトルのビールなど、ドリンクのチョイスもおしゃれではありませんか。

入口に大きく掲示されていたのは「隅田川ゴールデンエール」という珍しいドラフトビール。残念ながら、もうすぐ終売になってしまうそうなので、気になる方はお早めにどうぞ!

お待たせ! Osteria LINO(オステリア リノ)の料理とお酒!

お店の中の撮影や、お話をお聞きしていたらあっという間にオープンの17時に。ここからはお客として食事とお酒を楽しみながら、魅力を深堀りします!

お話をお聞きしたのは、オステリア リノを営む日野さんご夫妻。日野市の日野駅にある「オステリア リノ」の店主はなんと”日野さん”でした! 

これで皆さん一発で覚えましたね♪ お二人共に料理を作るそうで、お酒をつくったり接客をするホールと、キッチンを2〜3ヶ月に1度交代しているそうですよ。

席につくと、いい香りの温かいおしぼりが! ミントで香りづけしているんだとか。さりげなく細やかな気遣いが素敵です。

「あと半年ほどでなくなってしまうんですが。」と言われたら飲まないわけにはいきませんよね。希少な隅田川ゴールデンエールをオーダー。

あまりの丁寧なビールの注ぎ方に「もしやビールマイスター?」と質問すると、資格はとっていないそうですが、「美味しく飲んでほしいので。」とのこと。おしぼりに続いて、素晴らしい!

この日の突き出しはお店で仕込んだというマカロニサラダでした。美味しい上に、ホッとする一品です。ちなみに、「オステリア」とはイタリア語の居酒屋や酒場といった意味合いで、カジュアルに楽しめるお店を指すそう。

こちらはラタトゥイユ(500円)。ワンコインなのでほんの少しの量なのかと思ったら、1皿がかなりボリューミー。数人でシェアして色々楽しめますね♪

同じくワンコインのキャロットラペはフルーティで華やかな香り。パッションフルーツのシロップを少し加えて香り付けをしているそう。料理の話や、お酒の話、日野の話など店主との会話も楽しく、お酒がすすみます。

キンキンに冷えたプロセッコが美味しい!
キンキンに冷えたプロセッコが美味しい!

スパークリングワインを頂きながら、店主(ご主人)のご経歴をお聞きしたら、なんと美大出身だということが判明! 九十九里でガラス職人をしていたという異色の経歴をお持ちでした。食べることにも料理をすることにも興味があったという日野さん。ガラス職人を経て、飲食の道へ進んだそう。

そのまま、ガラスの話でも盛り上がります。このスパークリンググラスもよ〜くみると、ほんのりアーチ型になっていて、泡がとってもきれいに見えるんだとか。こだわりが深〜い!

実はお店のどこかに、店主のつくったとある”足”の作品がひっそり置いてあるので、ぜひ探してみてくださいね! (私は見つけちゃいましたよ♪)

グラスの縁を生レモンで拭っているので、一口目のキリッとした酸味が◎!
グラスの縁を生レモンで拭っているので、一口目のキリッとした酸味が◎!

LINOオリジナルレモンサワーを飲みながら、話題は「LINO」という店名の由来に。きっとレモンのことだろう、という思惑ははずれ、「mixiネームです!」というご回答!

当時憧れていたイタリアのガラス職人に「リノ・タリアピテトラ」さんというマエストロがいて、それにあやかり、名字のHINOの”H”をもじって”L”にしてLINOにしたんだとか。

おしゃべりしながらも、オーダーのお酒を一杯ずつとても丁寧に作っていきます。
おしゃべりしながらも、オーダーのお酒を一杯ずつとても丁寧に作っていきます。

「今でもリノくんって言われていますよ。」とのこと。mixi世代の皆さん、当時を懐かしみつつ、ぜひLINOくんに会いに行きましょう! 

一人でカウンターで飲んでいると、ついついお隣の方ともおしゃべりしたくなっちゃうひのさんぽです。お一人で来られた常連さんらしき方に話しかけてみました。

「料理もお酒も美味しいし、お店の方との会話も楽しい。週3くらい来てるかな。」と相当な常連さん!

「食事が美味しいのはもちろん、野菜もたっぷりで、旬のものも味わえるし、こんなお店は貴重だよね。」とのこと。

「オープンからクローズまでいらっしゃる方もいますよ(笑)」と横から日野さん。居心地の良さを感じられるエピソードも満載です。ちなみに、17時から26時まで営業している(月・水〜土。日は24時まで。火定休)ので、オープンからクローズというと9時間?!

「これ、お客さんからいただいたお土産なんです。一緒に食べましょう。どうぞ〜」と、ワインに合うお菓子をいただきました。なんだか温かい。優しい気持ちが溢れてきちゃいます。

2024年4月10日に13周年を迎えたオステリア リノ。日野駅には同じく2011年にスタートした隠れ名店が複数あることを教えてもらいました。2011年は日野駅界隈のレストランの当たり年! 20年、30年と共に日野駅界隈の「美味しい! 楽しい!」を支えてほしいですね。

途中でやってきたアルバイトの女の子含め、スタッフのみなさんが来ているTシャツのデザインもかわいい! 実はこちら、美大卒の日野さんがデザインのベースを考案したそう。さすが美大卒、お店のロゴはもちろん、随所に光るセンスは流石です。

「美味しいお店を探して食べに行くことも趣味なんです。」と、語る日野ご夫妻。隠れ家的なお店が好きで、オステリア リノもそんな隠れ家的でミステリアスな雰囲気にしているんだとか。

オススメの料理は「本日のパスタ」。ゆっくりお酒の飲める居心地の良いお店ですが、しっかり食事がとれるというのも嬉しい!

2〜3週間ほどで入れ替わるという「本日のパスタ」は、スナップエンドウやそら豆、桜えびなど季節感を取り入れ、たっぷりの具材を贅沢に使った満腹感のある一皿でした。お隣の常連さんに聞いたら、大盛りもできるんだとか。グループで来るなら大盛りを頼みましょう!

これぞ「酒場」! と声を大にして言いたい。お酒も食事も会話も楽しむ“場”、オステリア リノ。地元の方に愛される所以を感じることができました!

これからも日野市の皆さんに、美味しく楽しく、幸せな”場”を提供してほしいですね♪

おまけ。

ここまで読んでいただいてありがとうございます(^^)

最後にマル秘のおまけ情報です。お二人の馴れ初めを聞いたら、こっそり教えてくれました。実は奥さま、こちらのお店のお客さんだったんだとか! ご結婚してお仕事を辞めて、「オステリア リノ」を共に営むように。

さらに、なんと奥さまは日野自動車で働いていたそう! どこまでも”日野”さん。”日野”オールスターはリノにあり!?

Osteria LINO(オステリア リノ)
住所:東京都日野市日野本町3-11-4 2F
TEL:042-848-6349
営業時間:日 17:00〜24:00(LO23:00)/月・水〜土 17:00〜26:00(LO25:00)
定休日:毎週火曜日

【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズ

地域ニュースサイト号外NETライター(日野市)

日野市在住、子育てしながらひのの暮らしをお届け中。幾度となく聞かれる「日野市ってどこ?」『東京都の”ど”真ん中です!』ひのさんぽは大好きな日野の魅力を知ってもらうため、ひのの美味しい!きれい!すごい!楽しい!をご紹介します。

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