【日野市】日野の農業の未来をつくる「ネイバーズファーム」が祝☆5周年。日野のトマトの可能性は∞。
こんにちは♪ 東京都の"ど"真ん中で日野愛を叫ぶ、地域ライターのひのさんぽです(^^)
日野市のみなさんと一緒に、日野市で頑張る事業者をお祝いする【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズ第3弾は、3月に5周年を迎えた「ネイバーズファーム」! ここ数年で「日野産トマト」をメジャーにした立役者です♪
祝☆5周年。ネイバーズファームって?
皆さんは普段、野菜をどこで手に入れますか? 家庭菜園をしている方もいるかも知れませんが、多くの方はスーパーで購入されているのではないでしょうか。
スーパーで販売されている野菜の多くは、どうしても流通の関係で「距離」があります。物理的な距離はもちろん、作る人の顔や食べる人の顔が見えない、繋がらないという心理的な距離もです。
ネイバーズファームは、「街の行きつけ農園」。
生産者がここの畑で食べ頃までしっかり育てたこだわり野菜を、新鮮な状態で消費者へ届けることができる農園です。
畑の脇にある、コインロッカー形式の直売所には、トマトにのらぼう、ブロッコリー、紅菜苔など採れたての新鮮な野菜、旬の野菜が並んでいます。(2024年3月初旬)
旬の野菜の紹介に、おすすめの食べ方など、生産者ならではの手書きのメッセージも嬉しいポイント。生産者は食べる人のことを思い、消費者は作ってくれた人のことを思える、野菜そのものだけではない、ハートフルなつながりが確かに存在しています。
「新井はちょっと遠い。」という方もいるかもしれませんが、ネイバーズファームでは、毎朝収穫したものを市内のスーパーや直売所へ届けています。お近くのお店をのぞいてみたら、ネイバーズファームの野菜を手に入れることができるかも。
ネイバーズファームの新鮮野菜は市内のレストランや飲食店でも使われています。先日友人と行った多摩平のイタリアンレストラン「104kitchen」の一番人気だというバーニャカウダにも、ネイバーズファームの蕪とミニトマトが使われていました♪
みずみずしさと弾力あふれる食感は新鮮さの象徴です。凝縮された味の濃い美味しい野菜です。
ネイバーズファームのトマトハウスを取材!
ネイバーズファームといえばやはり「トマト」。
赤・黄・緑の3色入ったカラフルミニトマトは我が家の子供たちのおやつとしても大活躍。日野市や近隣の多摩地域では、トマトにスポットをあてたイベントやマルシェも増えてきました。それだけでなく、一流ホテルのコース料理にも使われているネイバーズファームのトマトはプロも絶賛!
そんなネイバーズファームのトマトはどのように作られているのでしょうか? 気になりますよね! と、いうことで、ネイバーズファームの大きなトマトハウスへお邪魔させていただきました。
お話をお聞きしたのは代表の梅村さん♪ 日野市には15歳から住み、27歳の時に、家族間以外で生産緑地地区(農地を計画的、永続的に保全する地区)の農地を借りるという形でこのネイバーズファームを立ち上げました。
数々のメディアから取材を受けたり、事業者とのコラボ、イベント企画など非常に精力的に活躍されているので、どんなアグレッシブな方かと思っていたら、穏やかでほっこりする気分にさせてくれるお姉さん!
「周りから声をかけていただくことが多くて。じゃあ、一緒にやりましょうか! と、いう感じで色々ご一緒させてもらいました。」と、ネイバーズファームの数々の功績を控えめに語る梅村さん。
元々、このハウスの50倍ほどもあるという大規模な農業法人で、トマト栽培の立上げも経験している農業のプロ。柔らかな話口調ですが、ぶれない芯の強さや、確かな知見を築いてきた経験も感じました。
トマトのおいしさの源になる「光」「二酸化炭素」「水」を常に計測しながら、そのタイミングに適した量を与えるという、こだわりがたっぷり詰まったトマトは、完熟するまでここで育ち、甘味と酸味が濃縮してとっても美味!
雑菌や病気を持ち込まないよう靴を脱いで中に入るなど、トマトハウスは衛生面も徹底管理されています。
たった一つのポットから複数の立派な茎が伸びているネイバーズファームのトマト。トマトの実は下の方に実るんですね。鈴なりのトマトが美味しそうです♪
ハウスでのトマト栽培は、夏に苗を植え替えし、10月から6月頃まで長い期間収穫ができるんだとか。食卓に華やかさと彩りを添えてくれるトマト。ほぼ1年中、手に入るというのは、お弁当を作る我々親にとっても、ありがたい話です♪
上へ上へと伸びていくトマト。わき芽を丁寧に摘みながら、上へ伸びる茎を隣へと伸ばしていきます。ハウスの中に多数植えられているトマトの木一つ一つに、丁寧に優しく接しています。
一生懸命、手間と愛情を込めて育てる野菜だからこそ、食卓まで新鮮で美味しい状態で届けたい。そんな思いが伝わってきます。
4月21日はひのトマトフェス!
そして、忘れてはいけないのが、来る2024年4月21日(日)に開催される第3回ひのトマトフェス!
春に味のピークを迎えるトマト。品種だけでなく、生産者によるこだわりや味の違いなど奥深いトマトの魅力を「フェス」感覚で存分に楽しめるイベントです。
第3回目となる今回も、飲食店やパン屋さん、ケーキ屋さんが趣向を凝らしたオリジナルトマト商品がずらりと並ぶそうです♪ 今から楽しみですね!
「今回の目玉はオリジナルトマトシェイクです!」と教えてくれた梅村さん。
え? トマトシェイク? 味の想像がつきません。2種類あるというトマトシェイクは、フルーツのような甘酸っぱくてさっぱりした「プレーン」タイプが一つ。
ラズベリーコーヒーのような仕上がりになったという「トマト&コーヒー」はちょっと大人のリッチなドリンクに仕上がっているそう。
どちらも数に限りがあるそうなので、飲んでみたい!と、いう方は早めに会場入りしましょう!
第3回ひのトマトフェス
日時:2024年4月21日(日)11:00~15:00 小雨決行
場所:かどっこ広場(豊田駅南口から徒歩1分)
※荒天時は2024年5月5日に延期
※トマト直売・飲食販売は売り切れ次第終了
最後に、5年という節目を迎え、先を見据えて考えていることをお聞きしたら「日野市の農業や、畑がこれ以上減らないようにしたい。」という言葉を紡いでくれました。
農業を次世代に繋いでいくという難しさを感じている兼業農家の方も多いのではないでしょうか。
さらなる拡大を目指すネイバーズファームでは、農地も探しているそうなので、家族間での継続が難しいという方は相談してみてくださいね。短い時間でもフルタイムでも、一緒に働いてくれるスタッフも募集していました。土に触れ、野菜を育て、美味しく食べる、そんな仕事も素敵ですよね。
【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズ
Neighbor's Farm【ネイバーズファーム】
住所:東京都日野市新井3−3−3