【日野市】一息つける止まり木のような存在で。大人のしっぽりバー「Bar BAKER」が12周年☆
こんにちは♪ 東京都の"ど"真ん中で日野愛を叫ぶ、地域ライターのひのさんぽです(^^)
今月2本目の【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズをお届けします! 今回は第5弾、多摩平にある半地下バー「Bar BAKER(バー ベイカー)」。洋酒好きな方にはぜひオススメしたい、ほっと一息つける大人の憩いの場のようなバーです。
祝☆12周年。半地下バー「Bar BAKER」の店名の由来とは
豊田駅北口から徒歩5分ほど。駅前のロータリーから大通りをまっすぐ進み、ココス豊田店の手前にある建物の半地下にあります。
お店の看板にもなっているのがトランペット。
トランペット奏者、かつジャズシンガーでもあるChet Baker(チェット・ベイカー)が店名の由来です。
「孤高の天才」と言われたチェット・ベイカー。
映画にもなっているので、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
チェット・ベイカーのことを知ると、より「Bar BAKER」での時間をゆったりと過ごすことができるかも。
「Bar BAKER」ってこんなバー!
マスターが一人で営む「Bar BAKER(ベイカー)」は、7席のカウンターのみのこぢんまりしたバー。毎夜、17時のオープンに合わせ、カウンターテーブルはきれいに磨かれ、椅子の向きもきちんと揃えお客さんを迎えます。
マスターの顔出しはNGとのことで、写真はありませんが、とても几帳面で、手を抜かない一貫した姿勢にはいつも脱帽します。
カウンターの奥の棚にはウイスキーやジン、ウォッカ、シェリーといった洋酒のボトルがずらり。その数なんと、約150本! 手前のボトルだけではなく、その奥にもボトルが隠れているんですよ。
「そんなにたくさんあったら、何がどこにあるかわからなくなりません?」と聞くと、「毎日すべてのボトルを拭いてるから、どこに何があるとか、残りはどれくらいかとか全部頭に入ってますよ。」という驚愕の答え!
マスター、まじすごい!
ノーチャージでお酒の値段も明快、支払いは現金のみという清々しさも気持ちが良いのです。
洋酒に詳しくなくて「こんな感じのお酒が飲みたい」とおまかせしたとしても、ぼったくられることはないので、安心してオーダーができます。女性一人でも入りやすいお店です。
2024年4月17日に12周年を迎えたベイカー。おめでとうございます♪
カウンターには、近所にある老舗喫茶店「ベアトリーチェ」からの祝い花が届いていましたよ。茶葉から入れてくれる温かい紅茶がお気に入りで、お店のオープン前に寄ることがあるのだとか。(※私もベアトリーチェでベイカーのマスターを発見したことがあります)
ちなみに、ベアトリーチェは、「周年祭特集記事」の第1弾でもあるので、ぜひあわせてお読み下さい(^^)
ベイカーのカウンター脇におかれていた写真は、ベアトリーチェの可愛い看板猫ちゃんの「ケビン」と「レイチェル」!
「Bar BAKER」のゆるい会に参加してみた!
べイカーでは、月に1回ほどのペースで「定例会」と「ゆるい会(チルい会?)」という2つのイベントが開催されています。
「定例会」とは、普段開けられないようなかなり良いボトルを思い切って開けてみよう! という、通必見の会(事前申込要、参加費1500円、ドリンク代別)。
「ゆるい会」は定例会のもう少しカジュアルなチルい集い。(事前申込要、参加費1000円、ドリンク代別)。
開催しているということはうっすら知っていましたが、どんな会なのか、今回は取材という口実をつけて「ゆるい会」に参加!
ゆるい会にはマスターお手製のマフィンがついてくるのもポイント。(参加費に含まれます)。この日は、ガーリック芋ビアハム・マフィン! あまりの美味さにぺろりと平らげてしまいました。
普段はお酒メインなのですが、定例会やゆるい会だけはマスターお手製の料理が食べられるんです。何を隠そう、マスターは調理師免許も持っており、以前勤めていたレストランバーでは料理も作っていたのです。
事前予約、あいていれば当日参加も可能という定例会、ゆるい会。参加してみたいなと思ったら、公式InstagramのDMからどうぞ! (ひのさんぽの記事を見たよ。というとスムーズですよ♪)
お酒をそのストーリーと共に楽しむ
12年間続けているブログを見ても、マスターのお酒の知識の深さがわかります。
ここからはお酒とそのストーリーを交えながら、ベイカーでの過ごし方をご紹介。
1989年にサントリーの創業90周年を記念して、響とともに発売された高級ウイスキー「クレスト」。残念ながら2006年に終売となったものの、CMソング「ウイスキーがお好きでしょ?」だけは生き残り、現在も使われているそう。
「あまりウイスキーっぽくないウイスキーが飲みたい」という無茶なオーダーに選んでくれたのはこちら。
このボトルはジョニーウォーカーの12人のブレンダーがそれぞれ作ったという限定ボトル。こちらのピンクのラベルの#6は女性ブレンダーが仕上げたものだそう。
フルーティーで、ウイスキーのイメージを覆すような美味しい一杯でした。
お酒を作りながら、目の前に座ったお客さんの話をじっくりときく。派手なシェイカーのパフォーマンスをするではなく、1杯のお酒をとても丁寧に作ってくれます。
聞けば教えてくれるその1杯のお酒のストーリーはとても面白く、ドラマにもなった人気漫画「レモン・ハート」が頭をよぎります。(マスターのキャラは違いますが)
ちなみに、バーベイカーは2020年から禁煙になっています。タバコのニオイがちょっと苦手、という方もご安心を。
最後に。
マスターに「12周年を迎えて、これからの抱負や、挑戦してみたいことはありますか?」と質問すると、少し考えて「これまでと同じように、これからも同じように。」との答え。
サラリーマン時代に、日々の疲れを癒やしてくれるバーの存在に救われ、自身もそのような場を作りたいと飲食の世界へ飛び込んだマスター。その後、新宿のバーや喫茶レストランで12年、飲食のノウハウを学び、念願だった自身のバーを多摩平にオープンしました。
「忙しない日常の中で、一息つける止まり木のようにありたい。」と、これからの想いを語ってくれました。穏やかで豊かな時間をベイカーで過ごしませんか?
Bar BAKER(バー・ベイカー)
住所:東京都日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107
営業時間:17時〜24時
定休日:基本は隔週日曜(ブログ・Instagramにて)
【祝☆ひので迎える周年祭 〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズ