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【藤沢市】「線路脇の小さな専門店」で偶然見つけた「全く辛くない漬汁まで美味しいキムチ」とは?

ころんころライター(藤沢市)

小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩1分。踏切を渡ってすぐのところに「キムチ」と書かれた真っ赤なのぼり看板がかけられた『きむち工房かなざわ』。湘南エリアでは珍しい、知る人ぞ知る「キムチ専門店」です。

白を基調とした店内には売店タイプの小窓とショーケースがあります。

そのショーケースには、さまざまな具を使ったキムチがずらり。

なかでも一番人気は「白菜キムチ(小400円~)」と話すお店の店主・金沢さん。白菜をひと晩塩漬けしたあと、きれいに洗い水分をきって本漬け。こだわりのヤンニョム(唐辛子粉・大根・りんご・玉ねぎ・にんにく・生姜・アミエビ・魚醤など)を白菜1枚1枚にていねいにはさんでゆっくり熟成させて作られたキムチです。にんにくの香りが心地よく、雑味のない旨みが濃縮された味わいで、数日経過するごとに旨みと酸味が加わります。※記事内の価格は2023年4月時点のものです。今後変更となる場合があります。

このほか「チャンジャ(500円)」「韓国産イカの塩辛(500円)」※仕入品

「ニラキムチ(小450円)」「ネギキムチ(小450円)」「小松菜キムチ(小400円)」

とても大きくて食べ応えのありそうな「まるごとトマトキムチ(650円)」など、スーパーでは手に入らないもユニークな商品もそろいます。金沢さんは「お店を開いて4年目になります。いつでも簡単に食品が手に入る時代だからこそ、添加物や化学調味料を使用しない体によいものを作りたいと感じています。野菜などは国産のものを使っていますよ」「『白菜キムチ』は、季節によって白菜の厚みや旨みも変わります。約2週間もちますので、冷蔵庫に常備しておけば野菜不足の解消にもつながります」と話します。『きむち工房かなざわ』の「キムチ」ファンの中には、都内から定期的に訪ねてくるお客さんもいるそうですよ。

今日は「辛いものがあまり得意ではない方」でも「キムチ」の美味しさに触れられる「オイキムチ(きゅうりキムチ/400円)」に注目します。

今更ですが、そもそも「キムチ」とは「真っ赤で辛いもの」だと思っていた私。ところが金沢さんにお話しをうかがうと、「キムチ」とは韓国の代表的漬物のことで、けして「真っ赤で辛いもの」のことではないのだとか。

その「辛くないキムチ」の代表が「オイキムチ(きゅうりキムチ)」。

昆布などからとった漬汁に、にんにくや生姜などの薬味を加え、きゅうり・大根・人参などと漬け込んだもの(辛みは全くありません)。これがとにかく美味しくて食べ始めたら止まらない…。にんにくと生姜の風味が食をかき立て、ひとりでペロッと1パック食べてしまいました。夏バテ気味の時なんかにはもってこい常備菜ですよ。

こだわりの食材を使い、手間暇をかけてていねいに作られた『きむち工房かなざわ』の「キムチ」。今晩の副菜に、また週末の家飲みのお供にお試しあれ。

基本情報
店名:きむち工房かなざわ
住所:藤沢市鵠沼松が岡4丁目19-6
アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩1分
電話:0466-50-2533
駐車場:無し(近隣にコインパーキング有り)
※詳細は『きむち工房かなざわ』までお問い合わせください。

取材協力 きむち工房かなざわ 金沢 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所超え。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※毎週日曜の20時10分に、LINEを通じて1週間分の記事を「まとめてお届け (ダイジェスト配信)」しています。友だち追加すると、藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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