【藤沢市】店頭に並ぶや次々完売。ファン続出の「クセ強スイーツ」を売る「商店街の小さな売店」
先日取材に訪れた、とあるお店。
店主との会話の中で一番多く出たキーワードが「クセ強め」。そのお店は…
小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩2分。白い壁にかけられた「B」という看板が目印のお店『Buscape(ブスカペ)』。店頭には小さな売店『Buscape bake(ブスカペベイク)』が併設されており、手作りの焼菓子も並びます。
お店の中に入ってみると…
店内には、店主・渡貫さん(ご主人)オリジナルデザインのアパレルや雑貨のほか、大きな冷蔵ケースまであります。これは一体何屋さんと呼ぶのがふさわしいのでしょうか…。
渡貫さんにお話をうかがうと、コンセプトは「衣食住商店」とのこと。以前はファッション雑貨だけを取り扱っていましたが、ご自身のお子さんの誕生をきっかけに「食」や「生活」に関するさまざまなことに興味を持つようになったのだとか。今回は『Buscape』と『Buscape bake』で扱う「食べ物」にフォーカスします。
まずは、さきほどの大きな冷蔵ケース。なかには逗子市に誕生したクラフトビールブルワリーの「Yorocco Beer(ヨロッコビール)」がすらりと並びます。
「喜び(ヨロッコ)」を意味する「Yorocco Beer」。地域に根付いた新しいビールで、カラフルでポップなデザインは地元のアーティストが手掛けます。販売店が限られていて希少なこと、また次々と新作を仕入れることから「ヨロッコファン」に喜ばれているそうですよ。
このほか、季節によって「ブルーベリー」「アップルキウイ」「ジャンボにんにく」など、長後の農園(渡貫さんの親戚が経営する農園)で収穫された食材を店頭販売。これらはシニア層のお客さんから好評なのだとか。「ブルーベリー」などを使ったジャムは、通年販売しています(近々「アップルキウイ」のジャムも発売予定)。
そして気になる『Buscape bake』の焼菓子。
作っているのは渡貫さんの奥さま。「うちの焼菓子はヴィーガン商品です。卵・乳製品・白砂糖は不使用で、できる限りナチュラルなオーガニック素材を使います」「味付けにはスパイスやハーブをたっぷり入れます。だからだいぶクセは強め(笑)。万人受けするタイプではないけれど、お好きな方はリピートされますよ!」と話します。「クセ強め」の焼菓子、なんだかとても気になりますよね。
焼菓子の販売日は不定期(詳細は公式 Instagram をフォローし、販売日カレンダーとストーリーズを参照/直近の販売日は2023年1月31日、2月は4日・5日・8日・11日~14日・19日・25日・26日)。ですが、ファンの方はしっかりチェックをしているようで、店頭に並ぶや次々と売れていく「クセ強め」の焼菓子。なかでも好評なのが...
「ジンジャースパイスキャロットケーキ(グルテンフリー、砂糖不使用/480円)」「ラムレーズンホワイトチョコケーキ(500円)」「ラムいちじく五香粉ブラウニー(グルテンフリー、砂糖・チョコレート不使用/480円)」です。
この日棚に並んでいたのは「パンプキンスパイスマフィン(グルテンフリー、砂糖不使用/480円)」「やきいもフェスグリークマフィン(グルテンフリー、砂糖不使用/480円)」
「ゴールデンミルクグラノーラマフィン(グルテンフリー、砂糖不使用/480円)」
「BBベイクドチーズケーキ チャイ×チョコチップ(700円)」
など10種類ほど。今日はそれらの中から3種類の焼菓子をピックアップしてご紹介しますね。
まずは「やきいもフェスグリークマフィン」。
使われているねっとりとしたやきいもは、長後でとれたさつまいも。スパイスの「フェスグリーク」が、自然な甘みとメープルのような風味を醸し出します。しっとりしたほろほろ食感のマフィンで、子どもも好きな味に感じました。
続いて「ヴィーガンスコーン ジャスミンアプリコット(380円)」。
これは見た目以上の重量級スイーツ。がっしりとしたザクザク食感で、1個食べればかなりの満足感が得られます。シリアルのような素朴な味わいで、凝縮されたアプリコットの甘さを、ジャスミンの爽やかさが包み込みます。リベイクすれば焼き立てを再現できますよ。
最後は「ラムいちじく五香粉ブラウニー(480円)」。
チョコレート不使用と聞き「一体どんなお味なのかな?」と思ったら、驚くほどしっかりとした「ブラウニーの味」。「発酵カカオパウダー」や玄米粉、中国のミックススパイス「五香粉」を使い、特有の風味を生かしながらチョコレートの味を表現しています。冷蔵庫で冷やして食べれば、ラムいちじくの香りが引き立ち、より濃厚な口どけを楽しめますよ。
ナチュラルな素材にスパイスやハーブをあわせた『Buscape bake』のヴィーガンスイーツをはじめ、こだわりの商品をそろえる衣食住商店『Buscape』。ぜひ多くの方に知ってもらいたい1軒です。
~未成年の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから~
基本情報
店名:『Buscape』『Buscape bake』
住所:藤沢市鵠沼海岸2-5-6
アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩2分
電話:0466-37-1393
駐車場:無し(近隣のコインパーキングをご利用ください)
公式『Buscape』 Instagram(外部リンク)
公式『Buscape bake』 Instagram(外部リンク)
※詳細は『Buscape』『Buscape bake』の公式サイトをご確認ください。
取材・撮影協力 『Buscape』『Buscape bake』渡貫 様
※Buscape bake様のご協力により、撮影用商品の一部を無償でご用意いただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
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