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カウンセリング2.0:来談者中心療法の向こう側:不登校、恐怖症、恋愛

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
写真はイメージ(カウンセリングもいろいろです)(写真:ペイレスイメージズ/アフロイメージマート)

先月は、「カウンセリング入門:日常生活にも役立つ理論とテクニック」で、日本でもいわゆるカウンセリング、ロジャースの来談者中心療法についてお話ししました。

今月は、その続き。行動療法、論理療法、ブリーフセラピーのついてお伝えしましょう。これも、子供の不登校や恋愛、恐怖症など、日常に使える心理学です。

■行動療法

行動療法を直接行うことはなくても、考え方を理解することは、生活に役立ちます。

学校で怖い目、嫌な目にあった子が、学校に行こうとするだけで不安が高まり、体調不良になることがあります。もう怖い目、嫌な目に合わない時も、不安や体調不良になることがあります。これを様々な心理学理論で説明できますが、「条件づけ」も説明の一つです。

パブロフの犬が、餌を持ってくる人の足音を聞いただけで唾液が出るようになったのが、条件づけですね。

条件づけられてしまえば、大人が叱っても説得しても治りません。本人の意思だけで治るわけでもありません。条件づけられたものを「消去」することが必要です。

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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