初春は豪雪地帯の旅へ 今年だからこそ圧巻の雪景色に雪見風呂も楽しみ!
関東圏のエモ静ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧、Twitter、Instagram)です。
今年は、例年にない豪雪の年でした。そこで、初春、今年ならではの旅先として、豪雪地帯への旅はいかがでしょうか?
旅館はすいており、雪見風呂の独占率もアップ。季節的に、料金も控えめ。雪国の暮らしを、垣間見ることができます。同時に、新型コロナと豪雪で苦しんだ地域を、助けることにもつながる旅です(全国旅行支援も利用できます)。
今回は、日本有数の豪雪地帯、新潟県十日町市に向かいます。
上越新幹線から、JR上越線に乗り換え、土合駅(群馬県みなかみ町)で途中下車。この日は、あいにくの雪でした。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」(『雪国』)の舞台、土樽駅(当時は信号所)の1つ東京寄りの駅です。
土合駅は、下り線ホームが地下深くにあることで知られる、「日本一のモグラ駅」です。地下ホームへは、長い階段を降ります。後ろをふり返ってみます。
※階段は下りが楽。1度越後湯沢駅まで行き、上越線で東京側の土合駅に戻ります。そして、越後湯沢方面に行く下り線に乗ると、階段は下りとなります。
豪雪地帯への旅では、都会では見られない「働く乗りもの」を見るのも楽しみの1つです。写真は、豪快に雪を吹き飛ばすラッセル車です。
六日町駅(新潟県南魚沼市)に到着。近くの気象庁小出地域気象観測所のデータでは、2021年、2022年とも、積雪の深さは、最大で2m50cmを超えています!
(気象庁公式サイト→県・地域・年ごとの値→小出観測所データ)
ここでも「働く乗りもの」が見られました。
六日町の旅館に到着(Yahoo!トラベル)。六日町駅から徒歩圏内ですが、できれば雪用の靴(ワークマン等で販売)があると安心です。タクシーで移動もできます。
お目当ての、旅館の屋上の雪見露天風呂です! 静かな雪国の日常がよく見えます。
湯温は高めで快適でした。(シャワーなどは、屋内の大浴場にあります)
夕食は、田舎の旅館らしい素朴さがあります。洋風のシチューがアクセント。
六日町(新潟県南魚沼市)は、観光客は少なく、出張費が限られるビジネスマンも視野に入れていますので、安く泊まれます。
※料理は時期、プラン等で異なります。
翌朝、六日町駅から、私鉄のほくほく線に乗車。ほくほく線は、かつてはJRの金沢行きの特急が経由していた、高規格の路線で、雪に強いのが特徴です。
特急の妨げにならないように、加速性能が素晴らしく、まるで都会の私鉄特急のように、雪国を疾走する姿も印象的です。
まつだい駅(新潟県十日町市)で下車しました。気象庁十日町地域気象観測所のデータでは、2021年、2022年とも、積雪の深さは、最大で約3m! 日本有数の豪雪地帯です。
(気象庁公式サイト→県・地域・年ごとの値→十日町観測所データ)
得てして、豪雪地帯ほど雪対策は適切で、道が通行止めになるようなことは、余りありません。ただし、道路が氷結しやすく、運転慣れが必要で、公共交通機関がおすすめです。
旅館の送迎車で、よく除雪された道路を駆け上がります。YouTuber?が撮影に来ていました。
旅館に到着!(Yahoo!トラベル) その名の通り「雲海」が見える旅館ですが、雲海は季節の変わり目の朝によく見られるもの。今回は、雪見が目当てです。
ロビーで早速、圧巻の雪景色が出迎え!
部屋からも、絶景の雪山を眺めることができました!
※景観は部屋によって異なります
露天風呂からは、雪山の絶景!
楽しみな夕食。雪国の旅館ほど空調は良いので、廊下も、食事会場も暖かです。
まつだい駅で購入したあんぽ(旅館で販売している場合もあります)。コシヒカリを使った和菓子で、ほかにはない絶品。硬くなりやすいので、現地で食べるのがいちばんです。
旅館は、立ち寄り湯を営業のため、チェックアウト後も、温泉や休憩所、食事処が利用できます。雪国での旅行は、行き先も限られますので、旅館でゆったりと、贅沢な時間を過ごすのがおすすめです。
帰り道。ほくほく線からの絶景です。この景色は、上越線やほくほく線の六日町駅前後で見られます。
東京に着きました。
新春の雪国旅行では、以下のようなポイントがあります。
・安全のため公共交通機関を利用。
・雪解けの前の時期は、すいており、旅館のプランも安くなっています。
・雪道を歩く場合は、ワークマン等で、雪用のシューズを購入しておくと安心です。
・東京から行ける豪雪地帯 …新潟県十日町市、長野県野沢温泉村など。
・大阪、名古屋から行ける豪雪地帯 …京都府南丹市美山町、岐阜県大野郡白川村など。
今回紹介した豪雪地帯へ行くプラン(日本一のモグラ駅、日本屈指の豪雪地帯「十日町」)の詳細や旅館の様子は、下のページに掲載されています。
関東周辺2泊3日ずらし旅・温泉10選|モデルコース(とらべるじゃーな!)
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