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伊豆の天城荘で火災! 大滝独占の露天風呂の復活を祈って

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。

南伊豆の河津町にある、リバティリゾートAMAGISO(伊豆最大の大滝 天城荘)で、2023年の新年早々、火災がありました(Yahoo!ニュース)。幸い、全員の無事が確認されています。

追記 警察などの実況見分の結果、電気系統のトラブル(通路にある電球が何らかの原因でショート)で出火したとみられることが分かった。
追記2 2023年2月から、外湯エリアの日帰り温泉のみ営業再開。
追記3 2024年4月「まもなく宿泊予約再開(詳細時期未定)」の発表がありました。

河津桜の時期に訪ねた、天城荘です。ご覧のように良い宿ですが、立地が悪く、2017年に1度経営に行き詰まり、その後、静岡市の企業や、若女将の尽力で、見事復活を遂げています。

今回、お正月に火災に遭い、2度目の試練となってしまいました。復旧後、ぜひ宿泊し、支援頂ければと思い、この記事を書いています。

伊豆最大の大滝 AMAGISO-天城荘-[LIBERTY RESORT](Yahoo!トラベル
〒413-0501静岡県賀茂郡河津町梨本359
TEL 0558-35-7711
伊豆急河津駅から、路線バス、タクシー、送迎バスにて20分前後

天城荘のロビーからは、河津名物のループ橋と、満開の河津桜が見えます(1月下旬の写真)。ループ橋と桜の取り合わせは、カメラマンに大変人気があります。

ブラタモリ天城越え編(とらべるじゃーな!)でタモリさんが訪ねています。

部屋は、リノベーションされていました。

河津桜を望む、広縁です。

露天風呂付きの部屋もあります。夜桜も、朝風呂も楽しめます。

本館から露天風呂への道。この周辺の小屋から、火が出たようです。本館からは、離れた場所です。

大滝(おおだる)を望む露天風呂! 河津七滝(ななだる)の1つ、大滝が、何と旅館の敷地内にあります。しかも、小さ目の滝を拝借という訳ではなく、七滝のなかで、もっとも高さがある滝です。

観光名所の滝が敷地内にあり、露天風呂から滝見ができる宿は、他にそうそうないはず! 内湯を含め、11か所の大浴場があります。

このほかの写真は、【伊豆の絶景】車なし電車で行くモデルコース22プラン(とらべるじゃーな!)の巻頭特集に掲載しました。

大規模な旅館のため、夕食はすべて手作りとはいきませんが、アワビが登場!

さらに、和牛も登場し、豪華な気分が味わえました。(料理は時期によって異なります)

夜の大滝は、宿泊者の特権。露天風呂も入れます。なお、比較的ぬる湯のため、河津桜のシーズンの夜や朝は、多少寒さを感じます。

朝食はオーソドックスでしたが、陶板焼きでオムレツを作る仕組みで、一工夫ありました。

予約貸し切り制の洞窟風呂も印象的。60年の歴史がある、天城荘ならではです。最盛期には28もの浴槽があり、今後、全浴槽の復活を目指しています。

天城荘は、中身は良いのですが、伊豆半島では、交通の便や知名度から、熱海、伊東、良くて下田か西伊豆までしか、おもな観光客は訪ねません。河津町は、エモ静ずらし旅におすすめの、隠れた名所です。

名残を惜しんで、出発前に訪ねた大滝。虹が出迎えてくれました!

映画のロケ地にもなった、リバティリゾートAMAGISO(伊豆最大の大滝 天城荘)。河津桜の季節以外は、河津七滝(ななだる)や、「天城越え」の歌詞に出てくる浄蓮の滝が見どころと、少し地味な場所です。

しかし、大滝(おおだる)を望む、川沿いの露天風呂は、伊豆の、あるいは日本の観光名所として、なくしてはならないものだと思います。ぜひ、復旧後に予約をしてみてください!

伊豆の隠れた名所や、天城荘の写真は、下のページで紹介しています。
【伊豆の絶景】車なし電車で行くモデルコース22プラン(とらべるじゃーな!)

穴場ずらし旅、愛好家

宿泊歴500泊。関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビ(2023年)、TBSテレビ(2024年)に旅の専門家として登場。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住。

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