深夜の成田駅で遭遇!銚子行「特急犬吠初日の出」 うっかり乗車で「年越し大回り」は強制終了に注意
2025年1月1日を迎えた。筆者は、大晦日から元旦にかけて乗り鉄の恒例行事となっている首都圏での年越し大回り乗車に参加中で、現在は成田駅2番ホームで朝まで開放さるている6両編成の209系電車を電車ホテルとして利用中であることは、記事(2025年「年越し大回り」 元旦のスタートは成田駅ホーム「電車ホテル」で、横になる乗客多数!)でも詳しく触れた。午前3時をまわると、初詣を終えた乗客が続々と成田駅に戻り、電車ホテルには待合室に収容しきれなかったとみられる乗客で車両のシートがどんどん埋まりはじめてきた。
なお、年越し大回り乗車とは、「大都市近郊区間」の乗車特例制度を活用し、150円の近距離きっぷで北小金―馬橋間の1035.4kmを一筆書きルートで約33時間かけて乗り通すことをいい、筆者の記事(「年越し大回り」150円で首都圏JR線の1035.4kmを33時間で制覇! 今年も挑戦者は現れるか?)で詳しく解説している。
1月1日の成田駅には夜通し電車の発着があるが、3時半が近づくと立て続けに2本の特急犬吠初日の出号が到着し、銚子駅に向け発車していった。
まず、やってきた特急犬吠初日の出1号は、高尾駅を1時30分に発車し、成田駅に3時20分に到着。終点の銚子駅には4時19分に到着する。そして、次にやってきた3号は、大宮駅を1時46分に発車し、成田駅に3時37分に到着。終点の銚子駅には4時45分に到着する。いずれもE257系9両編成の運行で、1号はほぼ満席で、3号は半分程度の乗車状況だった。
特急列車が到着すると電車ホテルで休憩中だった一部の乗客がら車内からホームに飛び出し、一斉にカメラやスマホなどを構えて写真撮影をしていたのは印象的であった。
なお、大回り乗車では特急券を購入すれば特急列車への乗車も可能であるが、特急犬吠初日の出号は、年越し大回りで乗り換えが必須となる松岸駅は通過となるため、快適な車内の誘惑に負けこの列車に乗ってしまうと、終点の銚子駅まで連れていかれ、大回り乗車の必須条件である一筆書きルートが不成立となってしまい、銚子駅でチャレンジが強制終了となってしまうことから注意が必要だ。
(了)