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ゲーム2025年展望 ニンテンドースイッチ後継機種の発表 「モンハン」「GTA」など大型タイトル続々 #専門家のまとめ

河村鳴紘サブカル専門ライター
「モンスターハンターワイルズ」のゲーム画面=カプコン提供

 「パルワールド」の大ヒットから始まり、「PS5」の値上げ、高級機「PS5 pro」の衝撃の価格(約12万円)、「ドラゴンクエスト3」のリメーク版などで盛り上がった昨年のゲーム業界。今年の見どころを挙げてみます。

ココがポイント

Switchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います

2025年は今年以上に多くの大作がリリースされる期待の年だ
出典:GAME Watch 2025/1/1(水)

未知の新作よりも、過去の有力なIP資産をもつゲーム企業が収益の基盤をリメイク作に置く傾向は(中略)やむをえない状況
出典:リアルサウンド 2024/7/27(土)

任天堂は豊富な知財を持ち、「常にまねされる側の立場にある」ことから「任天堂のブランドイメージを守るためには全力で争う」
出典:Bloomberg 2024/11/11(月)

エキスパートの補足・見解

 今年の目玉は、どれだけ遅くともあと3カ月以内には判明する「ニンテンドースイッチ」の後継機種に関するアナウンスです。5月の発表以降、情報が少ないこともあって、ネットではさまざまなうわさがありました。

 仕様はもちろん、そして世界的な値上げの中で価格はどうなるか、かつ転売対策もされるかもポイントでしょう。特に発売時期は注目。業績を意識して3月末までに出るか、気にせず4月以降になるか……。

 今年に関して言えば、PS5発売から5年目でもあり、大作・有名ソフトがずらり。「モンスターハンターワイルズ」や「グランド・セフト・オート6」などの世界的にヒットが見込める大型タイトルはもちろん、スイッチの長寿化を証明するかのように「Pokémon LEGENDS Z-A」も登場。さらに「ドラゴンクエスト1&2」や「ときめきメモリアル」などのリメークものも充実。ニンテンドースイッチの後継機種が今年中に出たら、さらに強化されます。さらに言えば、ソフト……特にリメークものがしっかり売れるかも重要です。

 そして「パルワールド」の訴訟の行方、エンタメ業界にどのような影響を及ぼすのかも含めて気になるところです。

サブカル専門ライター

ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。

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