旧盆準備・台風への備えは早めに
台風9号 先島諸島を中心に旧盆中に大荒れの天気のおそれ
台風9号は、8月26日(土)午後3時現在、非常に強い勢力でフィリピンの東をゆっくりとした速さで南へ進んでいます。中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで暴風域を伴っています。
台風は今後も発達しながら、27日(日)にかけて南よりに進み、その後は進路を北寄りに変えて、30日(水)には猛烈な勢力で沖縄の南海上へ進む見通しで、現時点では先島諸島は暴風警戒域に入っています。
30日(水)に予想される中心気圧は、920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、先島諸島を中心に大荒れの天気に警戒が必要です。
台風は31日(木)には台湾へ進む予想となっています。
沖縄の旧盆
沖縄のお盆は旧暦で行われ、旧暦の7月13日〜15日がお盆期間となります。今年は新暦の8月28日から30日にあたります。沖縄方言で、お盆初日はウンケー(お迎え)、2日目は、ナカヌヒー(中日)、最終日はウークイ(お送り)と表現しています。
台風9号の東にも熱帯擾乱
26日(土)現在、台風10号は南鳥島近海にあって雲が渦を巻いています。さらに、台風9号の東側でも熱帯擾乱が発生しやすい場となっていまして、大気の流れが複雑になっています。
旧盆の準備と台風9号への備えは早めに
沖縄では、旧盆の準備で忙しい時期となり、お供え物の買い物や親戚まわり、お仏壇のある家庭では、親戚の皆様をお迎えする準備等があります。沖縄の皆様は、台風への早めの対策も必要です。
道ジュネーへの影響は
旧盆中は、「道ジュネー(みちじゅねー)」といって、先祖供養の為に、「エイサー」という伝統芸能の練り踊りを、列になって路地や住宅街などで行います。太鼓の勇壮な演舞などがあり、雨が降るかどうか、「道ジュネー(みちじゅねー)」では、とても重要になります。
現時点では、先島諸島を中心に暴風や大雨となるおそれがあり、沖縄本島でも風が強まり、ザッと雨の強まる時間帯がありそうです。
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