今年も旧盆に台風 沖縄では早めの備えを
台風12号 発生直後に沖縄へ
8月20日(金)の午後9時にフィリピンの東で台風発生した台風12号は、21日(土)の午前3時にはフィリピンの東にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、暴風域は伴っていません。
台風は今後、発達しながら沖縄の南を北西へ進み、22日に沖縄にかなり接近する見込みで、台風の中心は、予報円の真ん中を進むと宮古島と多良間島の間を通過する予想です。沖縄では、次第に台風周辺の雨雲がかかって激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
なお、沖縄地方の8月の台風接近数は、1951年からの統計で2.2個となっています。
沖縄の旧盆
沖縄のお盆は旧暦で行われ、旧暦の7月13日〜15日がお盆期間。今年は新暦の8月20日から22日にあたります。沖縄方言で、お盆初日はウンケー(お迎え)、2日目は、ナカヌヒー(中日)、最終日はウークイ(お送り)と表現します。
旧盆に台風 今年も
台風12号は、22日に沖縄にかなり接近する見込みで、宮古島や石垣島などの先島諸島を中心に荒れた天気となるおそれがあります。沖縄本島では、強い南風に注意が必要です。沖縄では去年もおととしも旧盆に台風が接近しています。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、沖縄県のホームページの「感染急拡大を食い止めるための対策について」では、以下のように記されています。
沖縄県のホームページ(8月17日変更)
今年は旧盆最終日のウークイ(お送り)に、台風の最接近が重なる見込みで、早めの台風対策が必要です。
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