今年も沖縄は旧盆台風 非常に強い勢力で接近のおそれ
台風9号発生
28日午後3時に、フィリピンの東海上で台風9号が発生しました。
今後、台風は暴風域を伴いながら非常に強い勢力で、31日(月)から9月1日(火)にかけて、沖縄本島地方に最も接近するおそれがあります。暴風や大雨、高波に警戒が必要です。
台風の接近と大潮の時期が重なるため、沖縄地方では、31日から9月2日頃にかけて、警報級の高潮となるおそれもあります。浸水や冠水にも警戒して下さい。
今年も旧盆に台風
沖縄のお盆は旧暦の7月13日~15日となり、今年は新暦の8月31日から9月2日にあたります。沖縄の方言で、お盆初日はウンケー(お迎え)、2日目は、ナカヌヒー(中日)、最終日はウークイ(お送り)と表現します。
昨年も旧盆初日に台風10号の影響で本島地方や大東島地方が台風の強風域に入りました。本島では影響はほとんどありませんでしたが、今年の台風9号は雨風ともに強まるおそれがあります。
特に旧盆初日8月31日(月)のウンケー(お迎え)から9月1日(火)ナカヌヒー(中日)にかけて台風が最も接近する予想となっています。
お盆の準備が各家庭で行われますが、同時に早めの台風対策が必要です。
道ジュネー中止 新型コロナウイルス感染拡大防止
旧盆中は、「道ジュネー(みちじゅねー)」といって、先祖供養の為に、「エイサー」という伝統芸能の練り踊りを、列になって路地や住宅街などで行います。そのため旧盆期間中は雨が降るかどうか重要なのですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため中止が相次いでいます。
また、エイサー最大規模のイベントとなる沖縄全島エイサーまつり(主催者発表では昨年は過去最多となる35万人が来場・今年は9月11日~13日予定)も初めての中止が決定しています。
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