旧盆台風12号 沖縄では吹き返しの雨風に警戒を
旧盆最終日に台風が最接近
台風12号は、8月22日(日)の昼過ぎに沖縄の宮古島地方に最も接近しました。引き続き、宮古島や石垣島などの先島諸島を中心に吹き返しの雨や風に警戒が必要です。沖縄本島地方では、強い南東の風に注意が必要です。
沖縄のお盆は旧暦で行われ、旧暦の7月13日〜15日がお盆期間。今年は新暦の8月20日から22日にあたります。沖縄方言で、お盆初日はウンケー(お迎え)、2日目は、ナカヌヒー(中日)、最終日はウークイ(お送り)と表現します。旧盆最終日に台風が最も接近しましたが、実は去年もおととしも旧盆期間に台風が接近しています。
また、22日は、通算第56回の気象予報士試験日です。気象予報士試験は、年に2回、1月と8月に全国6か所の会場で行われます。(北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県にて)沖縄では那覇に試験会場があり、沖縄本島は台風12号の強風域に入らず、今回の台風の大きな影響はありません。
ただ、過去には、2012年8月26日(日)に実施された通算第38回の気象予報士試験は、台風の影響で沖縄会場の試験が延期されたという事例があります。
台風12号接近時の雲の様子
台風12号接近時の雨雲の様子
今年も会食は同居家族のみ
例年の旧盆は親戚一同が集まっての会食や、「道ジュネー(みちじゅねー)」といって、先祖供養の為に、「エイサー」という伝統芸能の練り踊りを、列になって路地や住宅街などで行います。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、沖縄県のホームページの「感染急拡大を食い止めるための対策について」では、以下のように記されています。
沖縄県のホームページ(8月17日変更)
沖縄では、今年の旧盆も最終日は静かなウークイ(お送り)となっています。
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