コンビニエンスストアのオーナーさんに取材をすると、店によっては、アルバイトの人員を確保するのが大変だと聞く。今回、東日本の大手コンビニエンスストアの加盟店でアルバイトしている女子高生の声を聞くことができた。その加盟店のオーナーさんにも取材をした。
「新製品と発注、多過ぎ」
女子高生は、発注や新規(新製品)が多いことを述べている。
「加食」とは、加工食品の略。「新規」は新商品のこと。「推奨消し」は、本部がお薦めする商品、という「推奨」が取り消されること。
「すぐ食べるものでも新しい日付から取っていく」
女子高生は、すぐに食べるものでも、賞味期限・消費期限の日付の新しいものから取っていく顧客の存在を指摘した。客が勝手に捨てていくゴミも、とても多いとのこと。
「あってもなくても怒られる」
棚に商品がなくても怒られるし、商品がないからといって、倉庫から品物を持ってきて品出し(棚に並べること)していても怒られる、とのこと。
「月に70万円の廃棄なら上出来な廃棄」
この店のオーナーにも話を聞いた。
「どうしてコンビニがこんなに必要なのか」
オーナーは、本部がすべての売り上げを自社のものにしたいことを指摘した。
売り上げ第一主義
オーナーは、売り上げ第一主義であることを述べた。
また、災害時に支援ができないかとも話した。
昔からの「分け合う」という言葉はなくなってしまった
アルバイトの女子高生同様、オーナーも、顧客の身勝手さを指摘した。
コンビニはこんなに必要なのか?
オーナーは「便利になればなるほど、人は何かを捨てているような気がする」と語った。
女子高生の「(商品がないから)品出ししてても、商品なくても、怒られる」という言葉が印象に残った。
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