「炊き立てのご飯に納豆をのせないで!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さん「納豆」はお好きですか?
私は大好きです。最近ハマっている納豆の食べ方は、ミツカンの「梅風味黒酢タレ納豆」にはちみつ梅と簡単酢を加えて食べる方法です。この食べ方が本当に美味しいのでおすすめです。
納豆はご飯にのせて食べることがほとんどだと思いますが、実は炊き立てのご飯に納豆をのせるのは栄養士的におすすめはできません。
今回は「炊き立てのご飯に納豆がNGな理由」を詳しく解説してきたいと思います。
今回の目次
1 納豆の栄養
2 炊き立てのご飯に納豆がNGな理由
3 最後に
1.納豆の栄養
納豆にはビタミンB2とビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンB2は脂質の代謝や細胞の生まれ変わりを助けるビタミンで、エネルギーの代謝をアップするのに役立ち、ビタミンKは骨にあるたんぱく質を活性化させ、骨の形成を促すことに役立ちます。
そのほか貧血に効く鉄分や血栓予防効果のあるナットウキナーゼも豊富に含みます。
2.炊き立てのご飯に納豆がNGな理由
お待たせしました!「炊き立てのご飯に納豆がNGな理由」を詳しく解説していきます。
その理由は、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」という酵素タンパク質は70度程度でほぼ失活してしまうから。
ナットウキナーゼには血栓を溶かし、血液をサラサラにする働きがあるため、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞を予防する効果が期待できます。
納豆の特徴的な成分なので余すことなく摂りたいところですが、熱に弱く50度以上で働きが鈍くなり、70度以上ではほぼ失活してしまいます。
そのため100度近い炊き立てのご飯にのせてしまうとあまり効果が期待できなくなってしまうのです。
納豆からナットウキナーゼを効率的に摂りたい方は、炊き立てのご飯ではなく、40~48度程度のご飯にのせて食べることがおすすめです。
まとめ
納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」という酵素タンパク質は70度以上でほぼ失活してしまうため、炊き立てのご飯にのせると効果があまり期待できません。
納豆をご飯の上に乗せる場合は、40~48度程度のご飯の上に納豆をのせるのがおすすめです。
3.最後に
いかがだったでしょうか。
炊き立てのご飯に納豆をのせてしまうと、ナットウキナーゼの効果があまり期待できなくなってしまうので避けた方がよいでしょう!
納豆の栄養を余すことなく摂りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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