「牛乳パックのくぼみ」←「何の為にあるの?」栄養士が詳しく解説
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さん、牛乳の上部に上の写真のようなボコっとしたくぼみがあるのを知っていますか?
このくぼみはいったい何の為にあるのか気になるところですよね。
今回は栄養士が『牛乳にくぼみがある理由』を詳しく解説していくので最後までご覧くださいね。
今回の目次
1 牛乳の栄養について
2 牛乳の保存期間の目安
3 牛乳にくぼみがある理由
1.牛乳の栄養について
牛乳はたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルをバランスよく含み、非常に栄養価に優れた食品です。また、丈夫な歯や骨を作り、筋肉・神経の働きをサポートするカルシウムや関節の健康をサポートするメチルスルフォニルメタンも含まれます。
2.牛乳の保存期間の目安
牛乳は10度以下で冷蔵保存しましょう。
牛乳の賞味期限は未開封の場合に安心して召し上がれる目安なので、開封された時点で賞味期限はゼロとなります。
開封したらできるだけ早めに飲み切りましょう。
3.牛乳にくぼみがある理由
お待たせしました!「牛乳にくぼみがある理由」を詳しく解説します。
牛乳のくぼみは切欠き(きりかき)と呼ばれ、バリアフリー対応容器として2001年から『生乳100%の種類別牛乳』の紙パック(500ml以上)にだけつけられるようになりました。
切欠きがある理由は2つです。
目の不自由な方や高齢者の方が、
①触っただけで牛乳と他の飲料が区別できるようにするため
②切欠きのついている反対側が開け口とすぐにわかるようにするため
です。
切欠きは『生乳100%の種類別牛乳』の紙パック(500ml以上)にだけつけられているので、「種類別加工乳」や「種類別乳飲料」には切欠きはありません。
つまり、くぼみがある牛乳とない牛乳の違いは、生乳100%の種類別牛乳かそうではないかということです。
下の写真を見ると左側のくぼみがある牛乳は「種類別牛乳」となっていますが、右側のくぼみがない牛乳は「種類別加工乳」となっていることがわかりますね。
ただし、切欠きをつけることは義務ではなく、メーカーの任意とされているので、全ての『生乳100%の種類別牛乳』につけられているわけではありません。
牛乳を選ぶ際にはぜひ参考にしてみて下さいね!
【牛乳ついてもっと知りたい方】
・「写真のように牛乳を開けないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは
・「牛乳を電子レンジで温めないでください!」栄養士がお願いするワケとは
【もっと学びたい方へ】
そのほか栄養士食堂では、
・「パスタの袋を写真のように開けないで!」栄養士が『パスタの正しい保存方法』を解説
・「しめじは線から切らないで!」栄養士が『しめじの線の正体』を徹底解説
・味噌の白い紙は開封後「捨てる」or「捨てない」?栄養士が詳しく解説
などもわかりやすく解説しています!ぜひご覧くださいね。