ひきわり納豆と粒納豆 ビタミンKが多いのは? 1.5倍も差が!
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さんはスーパーで納豆を購入する際、粒納豆かひきわり納豆、どちらを選びますか?
おそらく値段が安いほうを選ぶ方も多いと思います。
ですが同じ納豆でもビタミンKの含有量に違いがあるのはご存じでしょうか。
今回は栄養士の私が「ひきわり納豆と粒納豆 ビタミンKが多いのは?」を詳しく解説していきたいと思います。
今回の目次
1 納豆の栄養
2 ひきわり納豆と粒納豆 ビタミンKが多いのは?
3 まとめ
1.納豆の栄養
納豆は蒸した大豆を納豆菌によって発酵させたもので、ビタミンB2とビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンB2は脂質の代謝や細胞の生まれ変わりを助けるビタミンで、エネルギーの代謝をアップするのに役立ちます。ビタミンKは骨にあるたんぱく質を活性化させ、骨の形成を促すことに役立ちます。そのほか貧血に効く鉄分や血栓予防効果のあるナットウキナーゼも豊富に含みます。
2.ひきわり納豆と粒納豆 ビタミンKが多いのは?
お待たせしました!「ひきわり納豆と粒納豆 ビタミンKが多いのは?」を詳しく解説していきます。
結論 ひきわり納豆の方がビタミンKの含有量が多い!
実は粒納豆のビタミンKが600μg(100g中)に対して、ひきわり納豆のビタミンKは930μg(100g中)なので約1.5倍もの差があるんです。
この差は作り方の違いにあります。
ビタミンKは納豆菌の働きによって生まれます。ひきわり納豆はできあがった大豆を細かくしているわけではなく、あらかじめ大豆を割ってから蒸し、納豆菌を付着させています。
そのため、同じ量(g)で比較した場合、粒の納豆よりひきわり納豆の方が表面積が大きくなり、付着する納豆菌も増加するので、ビタミンKも多くなります。
ただし、ひきわり納豆は大豆の皮が剝がれているため、カルシウム・カリウム・鉄などミネラル類や食物繊維は粒納豆の方が多く含まれています。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
ひきわり納豆と粒納豆ではひきわり納豆の方がビタミンKが約1.5倍も含んでいることがわかりました!
なのでビタミンKを多く摂りたい方はひきわり納豆を選ぶのがおすすめです!
納豆を購入する際は参考にしてみてください。