ブラタモリ再放送が大反響 初詣でも訪ねたい「石清水八幡宮」で、タモリさんが感激した景色とは?
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今年4月からの復活が決まったブラタモリ。1月3日早朝、昨年11月に3夜連続で放送された「東海道“五十七次”の旅」が再放送され、関連サイトにアクセスが集中するなど、大反響でした。
今回は、初詣スポットでもある、京都府八幡市の石清水(いわしみず)八幡宮をご紹介します。
便利過ぎるケーブルカーで山頂へ
京阪石清水八幡宮駅を降りると、ケーブルカー乗り場はすぐ目の前。多客期には、直通の臨時改札が使用されることもあります。
ケーブルカーはおおむね15分ごとの運転で時刻表いらず。交通系カードも使用できます。
ブラタモリでは淀城跡の次に訪ねましたので、淀城と関連があった場所です。
山頂の駅(ケーブル八幡宮山上駅)を降りると、右手が石清水八幡宮、(Uターン気味に)左手が男山展望台となります。
男山展望台と石清水八幡宮のあいだには、短絡路もあります。
男山展望台(石清水八幡宮から徒歩すぐ)
男山展望台は展望が開け、淀城(淀駅)の方向もよく見えます。
向かい側の山との間には、身を寄せ合うように川が3本流れています。
現地では、京阪線の赤い鉄橋に注目すると分かりやすいです。
淀駅から、桂川沿い(川の手前)を走ってきた京阪線は、大きくカーブ。奥の赤い鉄橋で宇治川を渡り、手前の赤い鉄橋で木津川を渡ります。
豊臣秀吉が堤防を作ったのは、現在の宇治川の流れにあたり、向こう岸に京都競馬場の第3コーナーがあります。
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男山の向かいの山の名は、歴史の教科書にも出てくる天王山(てんのうざん)。
本能寺の変を受け、岡山から引き返してきた羽柴(豊臣)秀吉は、天王山のふもと(現在の高速道路の大山崎JCT付近)で明智光秀を破りました。この山崎の合戦は「天王山の戦い」とも呼ばれます。
男山と天王山は、京都を守る関所の門のような役割を果たし、淀城は関所の役割を果たしました。
石清水八幡宮
石清水八幡宮は、平安時代創建。
2016年、石清水八幡宮本社10棟が、国宝に指定されました。
現在の本社は、徳川家光(3代将軍)が直々に建造。表から見えない位置、神様から見える位置に、徳川家の家紋も隠されています(「隠し葵」とも呼ばれる、通常非公開、催しで公開の場合あり)。
タモリさんは、奉納された釣灯籠を見学。「豊臣大政大臣」の刻印があり、豊臣秀吉から奉納されたものだと分かります(通常非公開、催しで公開の場合あり)。
このほか、2つの建物の間の金の雨どいは、織田信長からの奉納です(「黄金の雨樋」、通常非公開、催しで公開の場合あり、現地に写真展示あり)。
石清水八幡宮は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家が非常に重視した、全国統一や統治の要(かなめ)の場所だったのです。
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