ブラタモリが解明 あの武豊騎手の活躍は「豊臣秀吉」が背後にあった? 京都競馬場の坂の秘密
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特番形式で復活したブラタモリは、3夜連続で東海道五十七次(京街道)を訪ね、第2夜(11月3日)では、タモリさんが京都競馬場を訪ね話題となっています。
京都競馬場は、コースの円周内に池があることが特徴。
この池は、かつて京都市の南方(京都盆地の低い場所にあたる)に広がっていた巨椋(おぐら)池の名残りだったことが、明らかになりました。
ここまでは、詳細なルート発表前に筆者も予想していた通りです。
ブラタモリ特番で復活! タモリさんは、京都・大阪のどの辺を訪ねるの?
引用元(競馬場空撮) 清水建設
タモリさん、3コーナーの坂の不思議を解明
しかし、驚いたのは、ブラタモリが「3コーナーの坂」に目をつけたこと。
競馬場はゴール前に坂があることは多いですが、3コーナーの登って下る坂は異例。この3コーナーは、勝負どころとも呼ばれ、各馬が加速を始めます。
ところが、人間でも上り階段よりは下り階段の方が転びやすいように、体重500キロを超えることもある競走馬にとって、下り坂での加速は難しいのです。
この下り坂で馬を御す技術に定評があるのが、あの武豊騎手。
「京都は庭」とも言われ、2016~17年には、北島三郎さんの持ち馬キタサンブラックで、GⅠの天皇賞春を連破しています。直近では10月の秋華賞(しゅうかしょう)というGⅠでも、穴馬を2着に導いています。
ブラタモリでは、京都競馬場の背後に宇治川が流れていることに注目します。3コーナーは、宇治川の川べりに乗りかかるように置かれ、登って下る「微高地」になっていることが分かります。
続いて、宇治川のかつての堤防を埋めるように、京都競馬場の3コーナーが作られたのではないか?ということを突き止めます。
この堤防を作ったのは、あの豊臣秀吉。伏見城周辺の治水の一環として作られたものです。
自然地形を生かすヨーロッパの競馬場に対し、日本では積極的な造成が行われます。
そのなかにあって、豊臣秀吉の堤防をコースづくりに生かしたのが京都競馬場。そして、その微高地を得意としGⅠ勝利を重ねるのが武豊です。
歴史を紐解くと、豊臣秀吉の存在が、武豊騎手の活躍につながったと言えるかも知れません。全国統一と日本競馬界の覇者は重なり、よく見ると「豊」の文字も引き継がれています。
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