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【浜松市】高さ7メートル!はままつフラワーパークで森の仲間たちに会おう

麻生のりこ旅ライター・地域情報発信ライター(浜松市)
はままつフラワーパークの巨大モザイカルチャー「森の仲間たち」

はままつフラワーパークで巨大モザイカルチャーの「森の仲間たち」が人気です!

「『森の仲間たち』を見たことはあるけど、モザイカルチャーってなあに?」と思う方もいますよね。

モザイカルチャーとは「モザイク」と「カルチャー」を組み合わせた造語のこと。

色合いや特性が異なる多くの植物を用いて、それらを生かしながら植物をモザイク状に配置し、形を作り上げた立体造形物です。

森の仲間たち・ほぼ全景(2024年2月18日撮影)
森の仲間たち・ほぼ全景(2024年2月18日撮影)

「森の仲間たち」に登場する動物や昆虫は全部で7体。日本の里山に棲む野生動物や昆虫をモチーフにしています。

モチーフとなった動物や昆虫はクマとシカ、タヌキ、二ホンリス、二ホンミツバチ、チョウ、トリの7体。

デザインは浜松市出身のランドスケープ&ガーデンデザイナーの小倉珠子(おぐらたまこ)氏によるもので、2020年11月20日完成しました。

クマとシカの間には自由に座れるブランコがあり、人気の撮影スポットです。

森の仲間たちのデザインについて説明する小倉珠子氏(2024年2月18日撮影
森の仲間たちのデザインについて説明する小倉珠子氏(2024年2月18日撮影

森の仲間たちをデザインした小倉氏は、浜名湖花博2024開催前に新しく造られた花壇「はなのはら」の監修も担当。

2月18日に開催された第2回 舘山寺総合公園Dayの「新花壇ガイドツアー」では、森の仲間たちについても説明してくださいました。

「はなのはら」について書きました。よろしければこちらもどうぞ▼

【浜松市】はままつフラワーパークに新花壇「はなのはら」誕生・花の見頃などをご案内!

森の仲間たちのデザインについて説明する小倉珠子氏(2024年2月18日撮影)
森の仲間たちのデザインについて説明する小倉珠子氏(2024年2月18日撮影)

それによると、後ろの森からクマやシカなどが出てきて集っているところへ、人が入り『仲間たち』になるのをイメージしたそう。

「中央のブランコへ来園者が座ることにより完成するデザインです」。

クマとシカの間にあるブランコを後ろから見守るタヌキ(2021年2月14日撮影
クマとシカの間にあるブランコを後ろから見守るタヌキ(2021年2月14日撮影

ブランコは地面に固定されているので、座っても揺れる心配はありません。

はままつフラワーパークの思い出に、じゃんじゃん撮影しちゃいましょう!

左:高さ7メートルのクマ、右:高さ3.9メートルのシカ、ブランコの上のトリは高さ1.7メートル(2024年2月18日撮影)
左:高さ7メートルのクマ、右:高さ3.9メートルのシカ、ブランコの上のトリは高さ1.7メートル(2024年2月18日撮影)

それにしても、森の仲間たちは本当に大きいっっ。

なかでも私が見るたびに圧倒されているクマは、なんと高さ7メートル!

地面にどっしりと腰を下ろしているのに、高さ7メートル。

これ、立ち上がったら、もっと大きいよね…。

けれど小倉氏は、あえてクマを立ち上がらせませんでした。

それは、この高さ(7メートル)がモザイカルチャーの維持管理のリミットにあたるから。

お尻をつけて座らせ「立ち上がるともっと大きくなる」ようにしました。

立ち上がったところを、ぜひ想像してみてくださいね。

ところで、クマの喉元からお腹にかけて、ネクタイをしているように見えませんか?

そもそも、ここって前からこうだっけ?

(「フラワー・イルミネーション2020」の初日・2020年11月21日撮影)
(「フラワー・イルミネーション2020」の初日・2020年11月21日撮影)

そこで以前撮影した画像フォルダを探すと、完成した翌日の夜に撮影したものがありました。

クマやシカなど仲間たちが、歩道と花壇との境に設置されたライトで浮かび上がり、なんだかよい感じ。

こうして見ると、完成当初のクマはネクタイをしていないように見えますね。

それではいったい、いつからしているのでしょうか。

(2021年4月21日撮影)
(2021年4月21日撮影)

上の画像は翌年4月に撮影した森の仲間たちです。

…あ!

なにやら喉元からお腹にかけて色が変わっている…。植物がない!!

実は完成当初にネクタイはありませんでしたが、雨や水やりで含んだ水分が顔からお腹を伝って下へ落ちていき、その部分が常に過湿状態になってしまったのです。

そこで加湿状態になった場所をネクタイの形に整え、多湿を好むショウブ科の多年草植物「セキショウ」に植え替えました。

(2024年2月18日撮影)
(2024年2月18日撮影)

改めて見直すと、ネクタイをしている今の方がなんとなく凛々しく見えるっ。

花に囲まれて嬉しそうに見えた二ホンミツバチ(2021年4月21日撮影)
花に囲まれて嬉しそうに見えた二ホンミツバチ(2021年4月21日撮影)

森の仲間たちに使われた植物は、この地の気候に合うように選んだもの。

「春だけ」「夏だけ」ではなく、一年の姿を見て欲しいと思い、小倉氏がデザインしました。

フォトスポット(2024年2月18日撮影)
フォトスポット(2024年2月18日撮影)

森の仲間たちの近くには、カメラやスマートフォンなどが置ける撮影台があります。

ここに撮影機器を置き、ぜひ記念撮影を♪

クマの後ろ姿に注目!(2024年2月18日撮影)
クマの後ろ姿に注目!(2024年2月18日撮影)

そうそう。

クマのお尻近くには、完成時からハート模様が。

ここだけしっかり色が違うので大温室へ向かう前後に、ご覧くださいね。

はままつフラワーパークでは、森の仲間たちを完成させてくれるあなたをお待ちしています。

<施設情報>
施 設 名:はままつフラワーパーク
住  所:浜松市中央区(旧西区)舘山寺町195
開園時間:季節変動制につき公式サイト参照入 園 料:季節変動制につき公式サイト参照
休 園 日:なし ※12月29日~31日は施設点検のため休園
駐 車 場:あり(有料・1台200円)
公式サイト:はままつフラワーパークの公式サイト (外部リンク)

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旅ライター・地域情報発信ライター(浜松市)

日本史ミーハーな旅ライター。トラベルメディアでは国内の観光スポットなどをめぐり、取材記事を執筆しています。旅先で好きなこと⇒マンホールの蓋探し・西洋館探訪・神社仏閣参拝・城めぐり(18/100) / 2017大河ドラマ直虎まだまだ応援中。ここでは静岡県浜松市へ出掛けたくなる情報を発信します。

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