【浜松市】高さ7メートル!はままつフラワーパークで森の仲間たちに会おう
はままつフラワーパークで巨大モザイカルチャーの「森の仲間たち」が人気です!
「『森の仲間たち』を見たことはあるけど、モザイカルチャーってなあに?」と思う方もいますよね。
モザイカルチャーとは「モザイク」と「カルチャー」を組み合わせた造語のこと。
色合いや特性が異なる多くの植物を用いて、それらを生かしながら植物をモザイク状に配置し、形を作り上げた立体造形物です。
「森の仲間たち」に登場する動物や昆虫は全部で7体。日本の里山に棲む野生動物や昆虫をモチーフにしています。
モチーフとなった動物や昆虫はクマとシカ、タヌキ、二ホンリス、二ホンミツバチ、チョウ、トリの7体。
デザインは浜松市出身のランドスケープ&ガーデンデザイナーの小倉珠子(おぐらたまこ)氏によるもので、2020年11月20日完成しました。
クマとシカの間には自由に座れるブランコがあり、人気の撮影スポットです。
森の仲間たちをデザインした小倉氏は、浜名湖花博2024開催前に新しく造られた花壇「はなのはら」の監修も担当。
2月18日に開催された第2回 舘山寺総合公園Dayの「新花壇ガイドツアー」では、森の仲間たちについても説明してくださいました。
「はなのはら」について書きました。よろしければこちらもどうぞ▼
【浜松市】はままつフラワーパークに新花壇「はなのはら」誕生・花の見頃などをご案内!
それによると、後ろの森からクマやシカなどが出てきて集っているところへ、人が入り『仲間たち』になるのをイメージしたそう。
「中央のブランコへ来園者が座ることにより完成するデザインです」。
ブランコは地面に固定されているので、座っても揺れる心配はありません。
はままつフラワーパークの思い出に、じゃんじゃん撮影しちゃいましょう!
それにしても、森の仲間たちは本当に大きいっっ。
なかでも私が見るたびに圧倒されているクマは、なんと高さ7メートル!
地面にどっしりと腰を下ろしているのに、高さ7メートル。
これ、立ち上がったら、もっと大きいよね…。
けれど小倉氏は、あえてクマを立ち上がらせませんでした。
それは、この高さ(7メートル)がモザイカルチャーの維持管理のリミットにあたるから。
お尻をつけて座らせ「立ち上がるともっと大きくなる」ようにしました。
立ち上がったところを、ぜひ想像してみてくださいね。
ところで、クマの喉元からお腹にかけて、ネクタイをしているように見えませんか?
そもそも、ここって前からこうだっけ?
そこで以前撮影した画像フォルダを探すと、完成した翌日の夜に撮影したものがありました。
クマやシカなど仲間たちが、歩道と花壇との境に設置されたライトで浮かび上がり、なんだかよい感じ。
こうして見ると、完成当初のクマはネクタイをしていないように見えますね。
それではいったい、いつからしているのでしょうか。
上の画像は翌年4月に撮影した森の仲間たちです。
…あ!
なにやら喉元からお腹にかけて色が変わっている…。植物がない!!
実は完成当初にネクタイはありませんでしたが、雨や水やりで含んだ水分が顔からお腹を伝って下へ落ちていき、その部分が常に過湿状態になってしまったのです。
そこで加湿状態になった場所をネクタイの形に整え、多湿を好むショウブ科の多年草植物「セキショウ」に植え替えました。
改めて見直すと、ネクタイをしている今の方がなんとなく凛々しく見えるっ。
森の仲間たちに使われた植物は、この地の気候に合うように選んだもの。
「春だけ」「夏だけ」ではなく、一年の姿を見て欲しいと思い、小倉氏がデザインしました。
森の仲間たちの近くには、カメラやスマートフォンなどが置ける撮影台があります。
ここに撮影機器を置き、ぜひ記念撮影を♪
そうそう。
クマのお尻近くには、完成時からハート模様が。
ここだけしっかり色が違うので大温室へ向かう前後に、ご覧くださいね。
はままつフラワーパークでは、森の仲間たちを完成させてくれるあなたをお待ちしています。
<施設情報>
施 設 名:はままつフラワーパーク
住 所:浜松市中央区(旧西区)舘山寺町195
開園時間:季節変動制につき公式サイト参照入 園 料:季節変動制につき公式サイト参照
休 園 日:なし ※12月29日~31日は施設点検のため休園
駐 車 場:あり(有料・1台200円)
公式サイト:はままつフラワーパークの公式サイト (外部リンク)
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