酒もお水もお茶も値上げ!外食はマックも吉野家も回転寿司も値上げへ【2022年10月値上げ情報まとめ】
お酒もお水もお茶も 今月は飲料関連が幅広く値上げ
毎月値上げ情報まとめ記事をアップしていますが、今月もお届けします。
今月注目されるのはお酒、清涼飲料水、お茶やお水といった飲み物関係がずらりと値上げしてきたことです。
まずお酒です。アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリーと各社がビールやチューハイの値上げを行っています。アサヒビールの例では6~17%の値上げで各社も同様の水準で価格の見直しをしています。日本酒やワインにも範囲は及んでいます。
コカコーラ、サントリー、アサヒ飲料、キリンビバレッジ、ポッカサッポロ、伊藤園と、各社が清涼飲料水の値上げに踏み切っています。20円くらいの値上げが多いようですがアサヒ飲料の例では8~16%値上げと報じられています。
なんとなく値上げというと炭酸飲料がイメージされますが、「サントリー天然水」「お~いお茶」などのお水やお茶にも値上げがきています。「お水は安く買えるもの」というイメージも崩れつつあります。
スーパーではなんと6700品目の値札が張り替えられた
今年の10月は、スーパーの店頭では大変な苦労があったはずです。帝国データバンク調べによれば、10月の価格改定商品が今年最多の6700品目になったといいます(食品主要105社を調べた調査結果による)。
全部を9月末の閉店時に貼り替えるわけではないとはいえ、相当数の価格改定が反映されたはずで、現場は大変な騒ぎだったと思います。
同調査は今年のピークはさすがに今月だと予想していますが、まだまだ値上げは続きそうな気配もあるとのこと。
今月は特に、マヨネーズや本だしなどの調味料関係での値上げ、ハムやベーコン、ソーセージなどの値上げが目立っています。フリーズドライコーヒーなども20%値上げされる品目が含まれているようです。
10/1 帝国データバンク 「食品主要105社」価格改定動向調査(10月)
外食値上げも10月は幅広く お会計には注意
今月大きい変化のひとつは外食値上げが相次いでいることです。つまり「家で食事を作っても値上げ、外で食べても値上げ」というダブルパンチがやってきたわけです。
下記の記事で紹介されているチェーン店だけでも
- マクドナルド
- フレッシュネスバーガー
- ミスタードーナツ
- 吉野家
- はなまるうどん
- ガストやバーミヤン(すかいらーくグループ)
- スシロー
- くら寿司
と皆さんが利用することの多い、有名チェーン店ばかりです。
回転寿司などは1皿ずつ数十円上がっていたとなればお会計時には数皿分多いようなお値段になってしまいます。「あれ、けっこう食べた感じだな?」となりますので価格に注意をしたいところです。
10/2 産経新聞 マック、吉野家…外食、値上げ一段と 回復に冷や水
(お得情報)フードロスをなくして値上げを消せる!
毎月、値上げ情報の最後にちょっとしたお金のコラムを載せていますが、今回はこちらのコラムを紹介します。
食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんのYahoo!ニュース内の記事です
昨今の食品の値上げは、フードロスをなくすことでかなりの部分を乗り越えられるというものです。新聞記事が発端ですが、データの検証も行っています。
私も過去のバックナンバーで同種のことを指摘していましたが、専門家が具体的に検証した記事を読むと、「やはり、今考えたいことはこれだ!」という感じがしました。
フードロスは社会的問題でもありますが、これを他人事ととらえず、自分ごととして向き合うことが大切です。もしかすると「フードロス減少=家計の赤字対策」とリンクすることで、世の中もちょっとよくなっていくかもしれません(もちろん、財布もちょっと暖かくなりますね)。