以前の記事でもご紹介してきた、宮城県東松島市で購入可能な「苺ショートケーキ」（※以前の記事はページ下部に記載）。なぜ、苺ショートケーキにこだわっているのかといえば、クリスマスらしい雰囲気のあるケーキだから、ということ（筆者の安易な考え）。

そして大きなホールケーキではなく「ショートケーキ」を選んでいるのは、思い切って買ったけれど食べきれなかったりすること、また別の考え方をすればショートケーキは手頃なサイズ感なので、色々なお店の味を少しずつ食べ比べすることもできる。それでショートケーキにスポット当てているというわけだ。

さあ、前書きはここまで。今回は東松島市赤井地区にある「お菓子の国パンジー」の苺ショートケーキの登場だ。

「お菓子の国パンジー」の苺ショートケーキ（※正式な商品名はストロベリーショートケーキ）は、おおきな苺が特徴の1つ。苺が船長となって三角形のスポンジケーキの船を操り『面舵いっぱ〜い』と叫び、たっぷりホイップクリームの雪を積んだ船に乗って冒険に出発しているような、そんな想像をしてしまう。

存在感のある苺だからこそ、ずっしりと重みもある。
それをしっかりと支えたいスポンジケーキだけれど、その気持ちとは裏腹にフィルムを剥がすと『横になってもいいかい？』と、コテリと寝てしまう。

なぜなら、スポンジ生地は極上のやわらかさとしっとり感で「フルフル」と揺れ動くほど。これが特徴の2つめ。

フォークを入れると『うわあ』と、言葉がこぼれてしまう。やわらかスポンジに、贅沢3本のミルク味の生クリームが入っているから、全部がふんわり！
これは船長の苺を支えるには大変なパワーを使うだろうと、ぼんやりと想像。だから寝たくなる（横になる）のもわかるぞ、とスポンジと意気投合してしまう。スポンジはしっとりとクリームに馴染み、美味しい。両方ともに甘さ控えめだから苺の味が引き立っていて、素敵なタッグ（組み合わせ）だ。

シンプルで控えめな苺のショートケーキだけれど、その1ピースからは色々な世界を感じることができる。食べ終わるまで睨めっこしていこうじゃないか、とケーキに呟きたいほどだ。

今年（2023年）のクリスマスまであと少し。
さあ、どんなケーキを準備しようか？