【宮城県 東松島市】何度でもやさしさを運ぶ「アカマ」のいちごショートケーキ
どんなに感情を取り乱していた人も、なぜでしょう。
三角形の目が、少しずつ丸くなっていく。
見つめる先には、丸いテーブルの真ん中にポツンと、小さな「いちごショートケーキ」。
苺をこんなにも魅力的にするショートケーキは、前世から共に生きてきたに違いないと思えるほど、離れられない相性のコンビ。
そして、その抜群の相性が醸し出す、柔らかで優しい味わいが人間に優しさを届けてくれる。
今回は、東松島市矢本の「ケーキショップ アカマ」の、いちごショートケーキをご紹介します。東松島市の皆さんは、とてもよくご存じのケーキ屋さんだと思います。恐らく、筆者が子供の頃からある老舗のケーキ屋さんで、「ヨークベニマル 矢本店」から徒歩約5分程の位置にお店はあります。
筆者は、この青緑色の包装紙がとても好きで、この箱が冷蔵庫に入っていると、その日一日が充実した時間を過ごせると、大変喜んでいた思い出があります。
筆者がとても美味しいと感じる部分は、この上層部の厚めのスポンジ部分。
フォークを入れる前から、柔らかな感覚が見た目でも感じられる気泡の多さ。そして、ここが面白い部分で、下層部の一番下にコクのある生クリームと苺スライスが待ち構えているのです。これがまた、粋な計らい。まずはスポンジのやさしさを受け取って、その後にしっかりとした苺の酸味とクリームの味で締めくくる。
最近のモダンないちごショートケーキは、大抵、どっしりと存在感のある苺に、真ん中にたっぷりのクリームと苺がぎっしり。そして断面は、真ん中にクリームがあるのが一般的。
しかし、どうでしょう。これはあくまでも筆者の視点ですが、最近のケーキはどれも美味しいけれど、なんというか食べる前に「やさしさ」とか、ホッとさせる「あんしん」は感じられないのです(筆者の個人的な感覚)。
ヴィンテージのアールデコ調の様な生クリームを纏って、上品にショーケースの中でお客様を待っている姿は、とても愛らしく感じられます。美味しくて、そして食べる前から人を不思議とやさしい気持ちにさせてくれる「ケーキショップ アカマ」のいちごショートケーキ。
是非、お仕事終わりに、お昼休みに、週末に、自分のご褒美に、喧嘩中の誰かに、ソッと、やさしさを召し上がってみてください。
店舗名:ケーキショップ アカマ
住所:〒981-0503 宮城県東松島市矢本字寿町2
商品名:ショートケーキ
営業時間:10:00 - 18:00
定休日:日曜日、祝日、第3月曜日