【宮城県 東松島市】秋だから食べて歩く-亀岡トンネルウォーキング- [野蒜/新東名地区]
稲が少しずつ黄金色へと移り変わり、時折吹き抜ける風もひんやりと冷たさを感じるようになってきた。さあ、いよいよ「秋」が始まるぞ、と思うと頭の中に浮かんでくるのは、ふんわりと湯気を上げる焼き芋や艶やかな栗、そしてシャッキリと瑞々しい梨に、甘みたっぷりの柿・・・!
筆者同様に秋と言えば「食欲の秋」をイメージする方、多いのではないだろうか?
そこで今回は食欲が旺盛になる秋だからこそ、美味しいものを食べながら運動もする、つまり”秋だから食べて歩く”をテーマに、宮城県東松島市の野蒜(のびる)と新東名(しんとうな)2つの地区を横断するウォーキングコースを紹介していく。
このウォーキングコースは『奥松島公園マレットゴルフ場』の端っこにあたる場所からスタートし、そこから新東名地区へと向かって『亀岡トンネル』を通過し、その先にある『奥松島パークライン』の高架下が(片道の)ゴールとなる。
個人差はあるが実際に筆者が歩いた結果では、往復約6,000歩前後(約50分)の距離感で、疲労感はそれほどなく気温25度前後で汗をじんわりと感じる程度。心地良い達成感を感じられるコースだ。
具体的なコース内容を説明していこう!
まず電車利用の方は『JR野蒜駅(のびるえき)』から地下連絡通路を経由して丘の下を目指そう。
そして車利用の方は『東松島市震災復興伝承館(旧野蒜駅舎)』横の無料駐車場に車を停めてから、奥松島公園マレットゴルフ場がある裏手側へとまわろう。
野蒜駅と東松島市震災復興伝承館いずれの施設にも、トイレと自動販売機が備わっているので、スタート地点に向かう前にウォーキングの準備を整えておこう!
ちなみにスタート地点の重要な目印となるのが、黄緑色の看板を掲げる『ほっとファーム松島』だ。丘の上に建つ野蒜駅を背にして、左側に同施設が見える位置がスタート地点となる。
ほっとファーム松島では「きくらげ」や「しいたけ」の栽培と直売を行っているので、ウォーキングの後にお買い物に立ち寄ることも可能。特に「生きくらげ」は人気なので、購入したい方は午前中を狙おう!
さて、スタート地点から最初の数メートルは、奥松島公園マレットゴルフ場に沿って歩き進めていく。
同ゴルフ場は自然いっぱいの環境下にあるのでゲーム自体を楽しむのに加えて、山を目の前に心地良い空気や自然音を思いっきり体感できるので、リフレッシュしたい方には特におすすめ。
歩き進めていくと黒く横に長い建物が左側に見えてくるのだが、これは『奥松島クラブハウス』の背中部分(裏手側)だ。
同施設では季節ごとのイベント開催の他に、東松島の食材を味わえるお食事処やカフェ、そしてギャラリーに盆栽や紅葉などの日本庭園も備わっていて”五感”で愉しめる施設。
特にカフェ『のびるノ茶屋』では秋スイーツの代表格「焼き芋」の他にも、サツマイモ系の甘味メニューが豊富。たくさん歩いた後の腹ごしらえに駆け込もう!
さあ、奥松島クラブハウスの裏手側を通過した後は、そのまま道なりに進んでいこう。
すると正面奥に旧野蒜小学校を改築して誕生した『未来学舎KIBOTCHA(きぼっちゃ)』の姿が見えてくるので、建物に向かってどんどん歩いていくと・・・
右奥にKIBOTCHAが見える地点に、給水ポイント(自動販売機)があるので、一旦ここで飲み物を補給するなどして小休憩を取ろう!
リフレッシュしたら車の往来に気をつけながら、目の前の道路を横断して案内板に記載されている『テニスコート』の方向(右)へ進もう。
さあ、ここからは迷路のような道が続くので、お子様と一緒の場合はどこかの探検隊の一員になった気分で盛り上げながら進んでいこう!君は迷わずにゴールに辿り着けるかな・・・!?
さて先ほどの『テニスコート』の案内板の通りに進むと、右奥にテニスコートが見えてくるのだが、そこまで行かずに手前の”止まれ”の交差点を、左に行こう。
すると、すぐ左奥に『白鬚神社(しらひげじんじゃ)』の白い看板があるので、そこに記載されている矢印の通り右へ進もう。この辺りから道に迷ってしまいそうになるが、ちゃんと看板があるので安心してゆっくりいこう!
間も無くして白鬚神社が見えてくるので、時間に余裕がある方はここで小休憩を兼ねてお参りに立ち寄るのもオススメ。
境内には白鬚神社の由緒が綴られている案内板があるので、なぜ野蒜の地に白鬚神社が存在するのかを覗いてみるのも面白いぞ。
そして白鬚神社を過ぎて突き当たりに見えてくるのが、黒い三角屋根のお食事処『カリフォルニア食堂(2号店)』だ。
メニューはパスタや焼きたてピザなどの食事系から、自家製レモネードや珈琲、甘いスイーツなどのカフェ系まで。また、「ドッグラン」も併設されているので、天気の良い日には愛犬と一緒に食事を楽しめるのも嬉しいポイント!ウォーキングの途中休憩に、または帰り道にゆっくりと寛ぎたいお店だ。
カリフォルニア食堂を過ぎると正面にサッカーボールが描かれた『OKURA FIELD(おおくらフィールド)』の看板があるので、そこの手前を右に曲がろう。
すると目の前には吸い込まれそうになる真っ直ぐの道路と、延長線上には『亀岡トンネル』の姿!
このトンネルから向こう側が新東名地区で、ちょうど野蒜地区との境界線のような区分になっている。そして(片道の)ゴール地点『奥松島パークライン』の高架下までは、ずっ~と1本道が続く。
歩き進める前にトンネルを覗き込むと、奥に小さく高架橋が見えて、これがまた芸術的!ウォーキングをしながら周囲の景色も積極的に眺めてみると、好奇心がぐーんと広がって、より楽しい時間を過ごせるぞ。
さあ、トンネルを抜けるといよいよゴールの高架橋が、奥にドドーンと登場!
このままゴールまで一直線に格好よく走り抜けるのも良し、ゆっくりとペースを維持してゴールするのも良し、またはトンネルを抜けてすぐに公園と給水スポット(自動販売機)があるので、ここで最後の休憩をしてリフレッシュをしてからゴールまで向かうこともできる。
見事、ゴール地点の高架橋まで到着したら、軽くストレッチをしてしっかりと休んでから折り返しをしよう!
たくさん歩いて運動をした分、スタート地点まで戻る”復路”では、前述に登場した『カリフォルニア食堂(2号店)』や『奥松島クラブハウス』で美味しいご飯を食べて”心身ともに満腹”になって帰ろう!
今回ご紹介したウォーキングコースは、交通量も少なく普段着でゆる~く、のんび~りと野蒜と新東名地区を楽しみながら歩ける道になっているので、犬猫たちを連れて家族やお友達と気軽にチャレンジしてみよう!
秋だから食べて歩く。亀岡トンネルウォーキングコースは、なかなか良いぞ。
名称:亀岡トンネルウォーキングコース(※筆者オリジナル名称)
住所:宮城県東松島市野蒜地区/新東名地区