自力ねんねを目指す! 赤ちゃんが夜中に泣いた時の「あやし方step表」
夜中に赤ちゃんが泣いた時、すぐに対応するもよし、少し待ってみるのもよし。どれが正解不正解というのはありませんが、ただ子どもが、「泣くことによって、ママやパパに寝かせてくれ~」といつまでも要求しているのだとしたら、親もへとへと・赤ちゃんは自分で眠れずに、お互いしんどい状況になってしまいますよね。
今回は、自分で寝る力をつけてほしい!と思ったママパパが、夜中にとってみてほしい行動をステップにまとめました。ぜひ試してみてくださいね。
その前に
今回のステップを踏んでいくのに、前提として
①安全な睡眠環境を整えていること
※詳しい解説記事はこちらです
②月齢に合ったお昼寝をしっかり寝かせていること
※詳しい解説記事はこちらです
これらはまず必要になってきますので、夜中のあやし方をやってみよう!と思われたら、①②を取り組んでから始めてください。
自力ねんねを目指す!夜中に泣いた時の「あやし方step解説」
ステップ解説表をご覧ください。
まずはご自身がどの段階で、赤ちゃんを寝かしつけているかを確認しましょう。
例えば、授乳で寝かしつけをしており、今後は自分で寝る力をつけてほしい。と思った時で解説していきます。
例えば、夜中にギャン泣きで赤ちゃんが起きたとします。
いつもは、すぐに授乳だったところをまずは、
①声であやす
あえて淡々と冷静に「ママはここにいるよ/大丈夫だよ」と目をあわせず伝えてください。(ここで3~5分程度)
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②トントンであやす
おしりや背中などトントン、優しくたたいてあげましょう。(赤ちゃんによって好きなポイントは違うので、お尻や胸などに変えてみてもOKです)また、トントンが嫌いな子もいるので、嫌がる子はやらなくてよいです。
(ここで3~5分程度)
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③抱っこであやす
①②もやったけど泣き止まないなら、ここで初めて抱っこをします。抱っこした瞬間に泣き止むのは、甘え泣きの可能性も。そうであれば、声かけやトントンに切り替えるのも手でしょう。また、抱っこで寝落ちはさせないように気を付けてください。授乳での寝かしつけを辞めるために、あやし方のステップに沿っているわけですが、今度は抱っこで寝落ちすることが私の寝方なんだ!と赤ちゃんが学習すると、結局夜中に抱っこして寝かせることになり、辛い状況が続きます。
↓
④授乳であやす
①②③も試したけどダメな時に授乳を試みましょう。泣きがおさまり完全に寝る前に寝床に戻す。授乳で寝ることを覚えると、授乳=ねんねの道具となり、癖になるので注意をしてくださいね。
【注意事項】
・このあやし方が向かないなと思われた際に、月齢・医学的問題や発達などをクリアしていたらねんトレに進むことは可能です。(いきなりねんトレはしないでくださいね。環境を整えるなどの前段階があります。)
・転倒転落のリスクがある寝床では行わないでください。
・抱っこで寝落ちが癖になっており、抱っこの癖をとりたい場合は①~③のステップまでを繰り返してみましょう。
・授乳寝落ちの癖をとりたい場合は①~③もしくは①~④のステップまでを繰り返してみてください。
授乳や抱っこで寝かせることがダメなわけではありませんが、お互いに寝不足で辛い、そろそろ自分で寝てほしいと思ったときには、このステップを参考にしてみてください。
ちなみに、このステップは低月齢からできますが、離乳食が3回ある程度食べられるようになるまで、夜中におなかがすいて起きるということはあります。
無理に授乳を夜中になくすことはやめましょう。ただし、離乳食が始まった生後6カ月頃からは、お腹がすいて起きることも1~2回程度になってくるでしょう。
睡眠コンサルタント・夜泣きの専門家はまだまだ存在が知られていません。頼りたいのに頼れず、夜泣きでしんどい思いを抱えるママ・ご家族が多くいらっしゃいます。
育児中の親のストレスにより、命を落としてしまう赤ちゃんもたくさんいます。
これもサポートがあれば、もしかしたら失わなくてよい命だったのかもしれません。もっともっと育児中をハッピーに過ごしてもらいたい。ママと赤ちゃんをサポートしたい!と活動を続けていきます。