新米ママパパが知らない!夜通し寝るのは〇ヵ月から?
多くの新米ママパパから「いつになったら赤ちゃんは一晩中寝てくれるの?」とご質問をいただきます。この疑問に答えるべく、今回は、2500人の夜泣き・寝かしつけ改善をしてきた乳幼児睡眠コンサルタントの三橋かなが、赤ちゃんが夜通し寝られるようになる時期や、夜中に頻繁に起きる理由とその対策について詳しく解説していきます。
赤ちゃんはいつ夜通し寝られるようになる?
赤ちゃんが夜通し寝られるようになる時期の目安は、一般的に生後6ヵ月頃と言われています。ただし、新生児から生後2・3ヵ月頃までは夜間授乳が必要な時期なので、この時期に夜通し寝ることを期待するのは現実的ではありません。
それと重要なのは、赤ちゃんの成長には個人差が大きいということです。生後6ヵ月を過ぎても夜通し寝られないからといって、焦る必要はありません。むしろ、この時期から「朝まで眠れる可能性が出てくる」という程度に考えるのが良いでしょう。
ママパパが思う「夜通し」と、赤ちゃんの「夜通し」は違う!
また、「夜通し」という言葉から、私たちは夕方から朝まで一度も起きないイメージを持ちがちですが、実際には連続8時間程度眠れていれば「夜通し」と言えます。例えば、生後6ヵ月の赤ちゃんが20時に就寝し、朝4時まで寝続けられたら、とても優秀です!
6ヵ月以降でも夜中に頻繁に起きてしまう理由としては、離乳食の進み具合や哺乳量によるお腹の空きが考えられます。その場合は、日中のこまめな授乳や、離乳食での炭水化物やタンパク質をバランスよく摂ってみましょう。栄養が不足していると、夜中にそれを補おうとして頻繁に起きてしまう可能性があるんです。
また、寝かしつけの癖も大きな要因となります。
夜中に起きてしまうのを減らすために
1. 快適な睡眠環境を整える。
2. 月齢に合ったお昼寝をしっかり取らせる。
3. 抱っこや授乳での寝かしつけの「くせ」を徐々に取り除いていく。
※快適な睡眠環境の整え方や「くせ」の取り除き方についてはこちらをご覧ください。
赤ちゃんの睡眠パターンは徐々に整っていくものです。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて対応していきましょう。お一人で悩むのが辛いときは、私たち睡眠の専門家がいますので、一緒に考えていきましょうね。