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久保建英の森保ジャパンでの起用法とレアル復帰の「可能性」を考察。

森田泰史スポーツライター
日本代表に招集されている久保(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

彼のビッグクラブへの加入が発表されたのは、2019年夏のことだった。

レアル・マドリーはFC東京との契約が満了を迎えようとしている久保建英に目を付けていた。バルセロナのカンテラ出身出るというキャリアも、プラスに働いた。

■レアル・マドリー移籍とインパクト

2019−20シーズン、久保はマドリーのプレシーズンに帯同した。そこでインパクトを残して、ラ・リーガの複数クラブの関心を引き付けた。マジョルカと久保の関係は、そこから始まった。

だが爆発が期待されたシーズンで、久保は不発に終わった。ビジャレアル、ヘタフェと渡り歩き、レギュラーポジションを掴めなかった。マジョルカに復帰して迎えた今季においても、監督交代と共に出場機会を失っていった。

移籍一年目でマドリーのプレシーズンに参加した久保
移籍一年目でマドリーのプレシーズンに参加した久保写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

「そもそも論」であるが、マドリーは現在EU圏外枠が埋まっている状況だ。ヴィニシウス・ジュニオール、エデル・ミリトン、ロドリゴ・ゴエスが3枠を占めている。ヴィニシウスがEUパスポートを取得するべく、動いているが、これが少なくとも来年の1月までズレ込む見込みだ。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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